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この絵は1枚の長方形の紙から作り出されたペーパークラフトを描いたものです。1枚の長方形の紙といっても、どんな形の長方形でも良いというわけではありません。縦と横の長さの割合に条件があります。この絵だけを見て作ることができるとしたら、あなたは天才かもしれません。もしも、その条件を満たす長方形を示されるとしたら、あなたはこのペーパークラフトを作ることができるでしょうか。
このペーパークラフトを作るために使う長方形の紙は、縦と横の長さの割合が3:2になっています。つまり、長方形の中に、同じ大きさの正方形が6個入っています。
長方形の中に描かれている線のうち、実線は切る部分を示しています。点線は折り曲げる部分です。条件に当てはまる長方形がわかりましたが、作り方は複雑そうです。でも、複雑だからこそ、「やってみよう。」という気持ちになってしまいませんか。どうぞ挑戦して下さい。
難しすぎてわからないという方のために、ヒントもお出ししましょう。
この番号は紙を折る順番を示しています。紙を折るといっても、折り方には山折りや谷折りがあります。どのように折るとペーパークラフトが完成するのでしょうか。
このヒントだけで、あとは自分で考えたいという方は、是非色々と試してください。完成できたときの感動はあなたのものです。
先ず、1と書かれていた部分を手前に折ってください。
図のように2の部分を折ります。次に実線部分を切り、点線部分を山折りします。すると...。
下の図のような形になります。この段階で出来上がっている形も、初めて見る人は「複雑な形だなぁ。どのようにして作るのだろう。」と思ってしまうのではないでしょうか。
完成までもう1歩ですよ。
現在、図の中には見えていませんが、長方形の中に4という番号をつけた場所がありました。その場所を折ってください。これでペーパークラフトが完成します。
作ってみると、見た目とは違って意外に簡単にできたのではないでしょうか。しかし、完成品だけを見せられて自分の考えだけで作っていくのは簡単ではないですよね。
ペーパークラフトをよく作るという人は、完成品を見ただけでその作り方がわかってしまうのでしょうか。頭の中で勝手に紙が動いて、完成してしまうのでしょうか。
ペーパークラフトは、完成するまでに少し手間がかかりますが、その手間がまた楽しいのではないでしょうか。素早く発想の転換ができる人は、この形を簡単に作ることができる! という、不思議な形のペーパークラフトもありました。