image:ｴﾄｵ（@x0JJ4cCbII7TRUX）

アニメ「ONE PIECE（ワンピース）」の作中に登場する悪魔の実。主人公の海賊王を夢見る少年モンキー・D・ルフィが食べたのがゴム人間になるという、悪魔の実のひとつ「ゴムゴムの実」です。悪魔の実を食べた者は、特殊な能力を得るのと引き換えに、カナヅチになるというのは有名ですよね。そんなゴムゴムの実ですが、Twitterでエトオ（@x0JJ4cCbII7TRUX）さんが投稿したゴムゴムの実を模したメロンが話題を集めています。今回は制作秘話を伺いました。

圧巻！ゴムゴムの実風メロンがヤバい！

ワンピースの主人公ルフィが口にした、ゴムゴムの実を模したメロンを制作したというツイートを発見しました。

こ、これにはルフィーも目を輝かせて「すっげー！！」と言いそうなクオリティの高さですよね。

ツイートのリプ欄には、商品化して欲しい、すごい能力者など絶賛の声が相次ぎ、22.9万いいねが寄せられるなど、熱視線を集めています。

・これが紫色なら最高ですね。

・これはちゃんと美味しいですよね？

・すごい能力者ですか？

・悪魔的美味しさの実！

制作者さんインタビュー

制作者のエトオ（@x0JJ4cCbII7TRUX）さんにお話を伺いました。エトオさんは、農業高校に通う高校3年の男子高校生です。

■ゴムゴムの実を模したメロンを作られようとしたきっかけは？

ーー4人ほどのグループで農業に関する研究テーマを決め、研究していく「課題研究」という授業があり、私達は「お祝いやお見舞いでよく用いられるメロンに喜ばれる文字やデザインを入れて付加価値をつける」というテーマのもとデザインメロンの制作をすることにしました。

その中で趣味であるワンピースと農業を絡めたら面白いのでは？と考え、本物のメロンに悪魔の実のデザインを入れることにしたのがきっかけです。

■ゴムゴムの実メロンは、どのように作られているのでしょうか？

ーーメロンは肥大する際に表面にヒビが生じて、それを修復した痕が網目になります。その性質を利用してメロンが小さいうちに悪魔の実の模様を入れて制作しました。

■制作時間や、使用した道具を教えてください。

ーー制作時間は5時間程かかりましたね。使用道具は、アイスピックなど鋭利なものです。こだわったところは、模様のバランス、大きさを気を付けながら模様を入れました。難しかったところは、植物体になっているところに手元が安定しない中、一発勝負で描かなければいけなかったことですね。

■ゴムゴムの実メロンは食べられましたか？

ーー同じ高校の後輩のもとへこの悪魔の実はおくられました。これ以上無いくらい喜んでくれていて、生産した側としてもとても報われました。

■たくさんのいいねやRTなど大きな反響がありましたが、今のお気持ちを教えてください。

ーー正直、400いいね位を考えていたので20万を超えて驚きました。 自分の作ったものが、多くの人に評価されてとても嬉しいと同時に、リプ欄を見てると農業に興味を持ってくれた方や、メロンのネットができる仕組みに驚いている方が大勢いて、SNSを通して農業の魅力がもっと伝わって欲しいと感じました。

■今後の夢はありますか？

ーー現在、ゴムゴムの実第2弾、メラメラの実、モクモクの実の制作に既に取り掛かっています。 上手く行けば11月半ばから後半に掛けて収穫できると思いますが、今年は異常気象のせいで、メロンの果実上手く肥大しない可能性もあるため、可能な限り良い品質のものを作ってまた多くの人に見てもらえたらなと考えています。

エトオさんお忙しい中、興味深いお話をしていただきありがとうございました。

今後も、メラメラの実とモクモクの実の制作に既に取り掛かられているということで、今から完成を心待ちにしています！今後もエトオさんのTwitter（@x0JJ4cCbII7TRUX）から目が離せませんね。

ワンピースの作中では、悪魔の実はまずいという設定ですが、きっとエトオさんの作るメロンは美味しいのでしょうね。完成するまで手間暇かかりますが、いつか実物を手にしてみたいものです。

メロンといえば、メロンシャーベットの容器で制作した動く人形も圧巻の完成度で驚きますよ。

取材協力：ｴﾄｵ（@x0JJ4cCbII7TRUX）

情報提供元： 秒刊SUNDAY
記事名：「 「ゴムゴムの実」を模したメロンがヤバい！制作者に話を聞いた 」