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京都と言えば、観光の名所であり、また独自の文化があるという意味でも貴重な都市です。特にこの時期ですと京都の送り火の一つである大文字を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。中でも地元の人からすると思い入れの強い行事でしょう。その大文字がいたずらで点灯されたとして、大きな問題となっているようです。
京の風物詩「大文字」を勝手に点灯、大規模ないたずら? 騒然、憤る大文字保存会 京都府警にも相談 https://t.co/5N4paxcL35
— 京都新聞 (@kyoto_np) August 9, 2020
8日夜、京都市左京区にある如意ヶ嶽で大文字が何者かにより勝手にライトアップされるという出来事が発生しました。
一時はサプライズかと好意的な投稿も見られましたが、これが何者かが無断に行ったいたずらと判明し、地元住民が激怒する事態となっています。
ネット上では「本来の大文字の持つ意味を考えれば、いたずらで点灯できるはずがない」との投稿も見られます。それでは、そもそも大文字とは何か、ということについて簡単に確認してみましょう。
京都五山送り火は祇園祭とならんで、京の夏を代表する行事のひとつ。ご先祖の霊をお送りするという、精霊送りの意味を持つお盆の行事です。毎年8月16日、京都を囲む5つの山に「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順に点火されていきます。
引用:そうだ、京都、行こう
大文字は「京都五山送り火」の行事にて点灯する一番最初の山ということのようです。更に重要なのが、先祖供養に関する重要な意味を持つ行事であるという点でしょう。
それをいたずらで点灯されたのであれば、地元の人が怒るのも無理はありません。
今回の大文字のいたずら点灯に対してはSNS上でもさまざまな反応が寄せられています。
送り火の本当の意味を知っていれば出来ない行為ですよね。
ご先祖様に申し訳ないです。— りぃ (@rii_kyot) August 9, 2020
送り火を送るべき霊がない状態で焚くの、宗教的にはかなりゲンが悪い行為な気がする。自動的に迎え火になってしまうので、本来なら呼ばれるべきでないものを召喚した形になる。
京の風物詩「大文字」を勝手に点灯、大規模ないたずら? https://t.co/hOSqN0qyJ3
— まくるめ (@MAMAAAAU) August 9, 2020
阪神タイガースのマークを勝手に点灯させた人に話を聞いたことあるけど、山の麓にパトカーが集結して逃げられなくて捕まって、大文字保存会の爺さんに「お前らは京都を汚した!」と罵倒されたらしい / “京の風物詩「大文字」を勝手に点灯、大規模ないたずら? 騒然、憤る…” https://t.co/xkNaiRoKQo
— pha (@pha) August 9, 2020
上記のように、Twitter上でも厳しい批判の声が続出しています。現時点では何者による行為なのか明らかになっていませんが、この様子では厳しい措置がとられそうです。
京都独自の言い回しが以前に話題になりました。今回の京都ならではの風物詩、文化に対してのいたずら行為に対して、もうしばらく注目が続きそうです。
source:そうだ、京都、行こう 京の晩夏を照らす「京都五山送り火」