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「かつや」や「からやま」などを有するアークランドサービスホールディングス。牛丼でもカツ丼でもないどんぶりめし「肉めし」を引っさげて「岡むら屋」をオープンしたのは2013年3月のこと。その「岡むら屋」1号店であり最後の店舗でもある新橋店が11月5日で閉店。最終日に肉めしを食べに行ってきました。
牛バラの角切りと豆腐、そしてこんにゃくがメインという肉めし。牛丼やカツ丼に飽きた層から、圧倒的な人気となりました。筆者は秋葉原店に行くことが多かったのですが、いつの間にか1号店である新橋店だけになってしまっていたんですね……その新橋店も閉店するということだったので、最終日に新橋まで行ってきました。
おかげさまで最終営業を終えました
復活を望む声も届いております
ファンの皆さまに支えられ#岡むら屋 は幸せでしたまた皆さまに会える日を楽しみに
しばらく旅に出るとしますね応援ありがとうございました
https://t.co/Qa4gXpZHrJ — 肉めし岡むら屋【公式】 (@29okamuraya) November 5, 2021
参考:岡むら屋「閉店のお知らせ」
新橋に来ることは少ない筆者ですが、岡むら屋のために久々に新橋に降り立ちました。岡むら屋に向かうには、JR新橋駅の日比谷口をから外に出ます。烏森口からでも行けますが、信号があるので日比谷口からの方が楽に行けるでしょう。
SL広場のSLが目の前に見えたら、左向け左!
新橋のランドマーク「ニュー新橋ビル」が目の前に見えるので、右側に回り込みましょう。岡むら屋はこの「ニュー新橋ビル」の1階にあります。
駅を出てから1分もかからないんですよ……あっという間に到着です!
時間は16時少し前だったため、店内には5人ほど先客がいただけ。店員さんのお話では、昼時はニュー新橋ビル内に行列が出来ていたとのことでした。
窓には「本日最終日」の張り紙が……これで本当に最後なんだな。食べ物に限りませんが、別れというものは唐突に訪れるものです。食べることが出来るうちに、出来る限り食べておくのがベストなんですよ……ちょっと何言ってんのか、自分でもよくわかんないですけれども。
ここは牛しゃぶ!ってなわけもなく、当然「肉めし」一択でしょうが!
アタマの大盛りにして、味噌汁と生卵のAセットを付けるのが筆者の食べ方。最近新橋に来ていなかったので、かなり久しぶりだったりします。秋葉原はちょっと前に閉店しちゃってるし。
注文からわずか2分ほどで、最後になるであろう肉めしが登場。以前に比べてやや小盛りになったような気がしますが、食べ慣れた香りがする肉めしです。
最終日ということで煮込みが少々足りないのか、ちょっと色が薄いのが気になります……。
あぁ、これだ……柔らかい牛バラの角煮と弾力強めのこんにゃくを頬張ると、ここでしか食べることが出来ないあの味が脳内に蘇ってきました。ガテン系ともいえるガッツリ飯、色は薄く感じましたがほどよい味の濃さは健在でした。
甘辛いタレと牛肉の脂で、じっくり煮込まれた豆腐。口の中でトロっと溶けながら、肉の旨味とタレの旨味が広がってきます……これこそが岡むら屋肉めしの真骨頂!
なんの変哲もない味噌汁も、以前から食べている「岡むら屋」と変わりなし!系列店のかつやは豚汁、からやまはとろろ味噌汁なのに、なぜか本当に普通のネギが入った味噌汁。これはむしろ、潔くていいんじゃないかと思っていたところなんですよね。
ノスタルジーに浸っていると、あっという間にその時が終わりを告げました。本当に別れなんてあっけないものです……再び岡むら屋、肉めしを味わうことが出来るのかどうかわかりません。しかし、その日が来るまでゆっくり待とうではありませんか。(逆に数カ月後、かつやで提供とか止めてくださいね……)
さようなら岡むら屋、フォーエバー岡むら屋、また逢いましょう肉めし。
滞在時間わずか10分、慣れ親しんだ味との別れを惜しむ間もなく終わりました。「推しは推せる時に推せ」という格言がありますが「好きな食べ物は喰える内に喰え」という言葉を皆さまに贈ったところで、新橋を後にしようと思います。「肉めし」以上の味に出会えることを信じて。
「肉めし」が恋しい……などと言いつつ、舌の根が乾かぬうちに「からやま定食」を食べに行くことを誓う筆者なのでした……。
source:アークランドサービスホールディングス株式会社