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「おじさん構文」って言葉を耳にしたことがある方も多いと思いますが、実際にハッキリとした定義ってないんですよね。SNSだと「絵文字を多用したちょっとアレな文章」だったりすることが多いような・・・若い世代からは忌み嫌われる「おじさん構文」ですが、絵文字以外にも「あることを多用する」ことでドン引きされるようです。

「読点」が多い、文章こそが、真の「おじさん構文」、なのでは・・・

句読点、特に句点が、多い文章が、おじさんには、読みやすいようです。筆者は、完全に、おじさんどころか、「初老」を超えておりますが、句読点、特に、読点が多い文章は苦手です。これは確かに、「アー」ってなる、やつですね。

アー!ムリムリ!こんな読点だらけの文章書いてたら、頭がおかしくなってくるっつーの!!なんで読点がおじさんは読点の多い文章を好むかどうかは知る由もありませんが、句点の多い文章って個人的に本当に苦手なんですよ。絵文字だらけの「元祖おじさん構文」はもっと苦手ですが・・・

ネットの声は・・・

これに対し、SNSでは賛同の声が多数寄せられています。校正されている方なら、確かに読点にバツをつけたくなる気持ちもわかります。

読点が多い人って、だらけにするだけじゃなくて変なところに読点打ってくるんですよね・・・以前書いた人に「黙読して違和感あるとこ直してくれる?」って言ったことがあるのですが「何がおかしなところでも?」って返されて絶句した記憶が蘇りました。

こちらは斬新!なんと、読点の代わりに改行してしまうという荒業!確かに誤魔化すことが出来ている気もしますが、改行ごとに「絵文字」を使っていたら地獄のような「おじさん構文」が出来上がりそうですね。

句読点といえば、谷崎潤一郎の「春琴抄」を読んでみて欲しい

句読点の使い方について考えていると、文豪の中の文豪とも言われる小説家・谷崎潤一郎を思い出しました。「細雪」や「蓼喰う虫」で知られる彼の代表作のひとつ「春琴抄(しゅんきんしょう)」は、敢えて「句読点」を極力使用しないという文になっています。

その他の作品では「句読点」を逆に多用したり、一般的な使い方をしてみたりとまさに変幻自在。冒頭から引き込まれる文章力だけでなく、作品によって変幻自在に「書き方」を変えているのが、あの三島由紀夫から「天才と呼ばれた」とされる所以なのかもしれません。青空文庫では無料で読むことも可能ですので、お時間がある方は一度目を通してみてはいかがでしょうか。

参考:青空文庫

気がつくとついついやってしまいがちな「読点」の多用、筆者は文章を書くときにいちばん気をつけているところではあるのですが、気を抜くと「、」を打ってた・・・なんてことも正直あるんですよね。あと「読点」を「どくてん」と読む人が多いのですが、正しくは「とうてん」なのでお間違いなく。

以前「おじさん文章ジェネレーター」なるものが流行りましたが、読点を多用するものではなく「絵文字」を乱発するキモいおじさんを装うジェネレーターで現在も使用可能です。おじさん構文ごっこをされる際はぜひ!

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情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 これが多いとオジサン確定!若い世代には読みにくい”おじさん構文”が話題に