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2022年4月から、年金制度の大改革が実施されます。この改革により、一部で年金受給額が増える人がいるということも話題になっています。若い世代の人は、「年金ってっもらえるかどうかもわからない。」と考えている方もいることでしょう。しかし、もらえる年金が増えるのなら嬉しくありませんか？しかし、今回の改革で行われる年金受給額増は、博打レベルの落とし穴があるのです。

2022年4月から年金政府度が変わる！

2022年4月から、年金制度が変わります。

原則は65歳からもらえる年金です。しかし、65歳よりも早くもらうことができる繰り上げ受給と、65歳より後にもらうことができる繰り下げ受給を利用することで、受給年齢を自分で選ぶことができるのです。

繰り上げ受給を選んだ場合、本来受給できる金額から、1か月に付き0.5％（2022年4月からは0.4％）引き下げられた年金額が一生涯支給され、繰り下げ制度を選んだ場合は1ヵ月につき0.7％増額された年金額が一生涯受給されます。

今までは、70歳までしか繰り上げできなかったのですが、今回の改革で75歳まで受給年齢を引き上げることができるのです。

例えば、65歳で受給した場合、1ヵ月6万5千円が年金として支給されるとします。

しかし、今回の改革で75歳まで引き上げられることになり、繰り下げ受給を利用して75歳から受給しることを選択すれば、120ヶ月分（10年間）繰り上げられ、1ヵ月119,600円受給されることになり、月額54,600円も増額されて年金が受給されることになります。

1ヶ月の年金受給額

65歳から年金受給した場合は65,000円
75歳から年金受給した場合は119,600円

年金が増える？もはや博打レベルの大改革

1ヶ月でもらえる年金受給額が、原則の65歳でもらうよりも75歳からもらえば54,600円も多くもらうことができるんです！

54,600円って大きいですよね！

しかし冷静に考えてみてください。

75歳までもらわないことを選択した場合、何歳まで生きれば65歳でもらった時よりも多く年金を受給することができるのでしょうか。

FNNプライムオンラインによれば、75歳で年金を受給することを選択した場合、86歳でようやく65歳から受給した人と同じ総額が受給されることがわかりました。

つまり、86歳よりも長生きしなければ、繰り下げ制度を利用したことによる恩恵を受けることができないのです。

今回の年金改革で、繰り下げ受給を選択することで年金受給額が増えるとはいえ、「いつ死ぬかわからないし65歳からもらうわ。」「75歳受給で頑張って86歳まで生きます？」「75歳まで生きている自信がない。」「そもそも長生きしたくなるような世の中ではない。」と、ネット上は冷ややかなコメントが多く寄せられていました。

今回の年金改革で受給額を増やしたい人は、長生きすることを前提にして繰り下げ受給を選択する必要があります。

しかし、確実に長生きできるとは限らないため、この選択は博打レベルのヤバさではないかという声も寄せられていました。

情報提供元： 秒刊SUNDAY
記事名：「 年金受給額が増えるってマジ？しかし博打レベルの落とし穴が…… 」