- 週間ランキング
上の図の中に9枚のカードが置かれています。それぞれのカードには直線や曲線が描かれているだけで、模様のようにしか見えないかもしれません。しかし、それらすべては、アルファベットを暗号化したものなのです。それぞれのカードに描かれている模様はアルファベット1文字を表しています。暗号を解読した人だけがカード全体に隠されているメッセージを受け取ることができます。
もう一度最初の図をよく見て下さい。多くの人の中には、9枚のカードを見ていると、自然と文字が浮かび上がってくる人がいるかもしれません。それぞれのカードで赤い直線や曲線が、アルファベットの何を表しているのかを考えてみて下さい。
それぞれのカードには、何の模様も描かれていない黒い部分があります。黒い部分に何かヒントがあるのではないでしょうか。「もうわかった。」という人は、答え合わせをしてみてください。
ピンク色の目印をつけたカードについて考えて見ましょう。
赤い直線が描かれているのはカードの右側だけです。左側は黒くなっていて何も描かれていません。赤い部分は文字の一部分です。黒い部分に残りの部分を描くとアルファベットが完成します。黒い部分に描かれているだろう文字の一部分をお見せしましょう。
他のカードの黒い部分はどのようになっているでしょうか。右下のカードについて考えて見ましょう。右下のカードは上半分が黒くなっています。
右下のカードにもピンク色の目印をつけました。上半分が黒くなっていましたが、黒い部分に文字の不足分を少しだけ描いてみましょう。もうおわかりになりましたか。左上のカードは、アルファベットの「A」を表しているのではないでしょうか。右下のカードが表している文字は何でしょうか。
残っている7枚のカードにも、不足している文字の一部分を描いてみましょう。
9枚すべてのカードで、暗号で表されているアルファベットの形がわかりやすくなってきました。「今度こそわかったぞ!」という方、答えを確認してください。
答えです。
9枚のカードは、「A」「U」「T」「O」「M」「A」「T」「I」「C」という文字を表していました。
9枚のカードが表していた文字「A」「U」「T」「O」「M」「I」「C」は、アルファベットの中で左右対称であったり、上下対象であったり、上下左右対称であったりする文字です。鏡を使って見ても元の文字が簡単にわかります。対象であることに気付いた人は、鏡を使わなくても簡単にわかってしまったかもしれませんね。
9個のアルファベットは「AUTOMATIC」という語を表していました。「AUTO」と「MATIC」に分けると見やすいかもしれません。
左右対称であることや上下対象であることなど、わかってしまうと簡単な事だったように思えてきます。簡単に答えを出せなかったとしても、答えにたどり着くまでの時間も楽しいものではないでしょうか。
今回は文字を題材にしたパズルでした。「パズル」の記事一覧 には、他にも色々な種類のパズルがあります。