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この時期マクドナルドの風物詩と言っても過言ではない「月見バーガー」。セサミバンズ(ごまのバンズ)に、独特のトマトクリーミーソース、そしてぷるぷるたまご。この既設でしか食べられない唯一無二の玉子入りハンバーガーです。しかし、玉子入りといえば月見バーガーに限らず、マクドナルドでは他にも存在します。たとえば「エグチ」などです。はたしてエグチと何が違うのか、コスパはどうなのか。調べてみました。
この時期になると月見バーガーで騒ぎ始めるけど、レギュラーメニューにエグチというのがあるし、そっちでよくね?と毎年思ってしまう自分。だってソースが変わってベーコンが付いただけなのに値段がほぼ2倍に跳ね上がるんだよ? pic.twitter.com/w183AE1MfM
— 毒りんご (@dokuringo_pad) September 7, 2022
月見バーガーってエグチで良くないか?論。実は毎年この議論は勃発します。
たとえば「月見とエグチって何が違うん?」「月見バーガーとエグチ何が違うんだ?」「月見バーガーってエグチでよくない?」などの声です。
確かに、シンプルに言えば両者ともに「たまご入りハンバーガー」です。しかし、実際には素材は大きく異なります。ではどのように異なるのか。今回はその具体的な違いについて調べてみます。
まず第一にバンズが異なります。
月見バーガー(左)は「セサミバンズ」。対してエグチ(右)は「レギュラーバンズ」です。それだけかよ!という気持ちはわかりますが、見た目の華やかさでいえば「セサミバンズ」のほうが有利です。
二つ目としては、入っている素材が異なります。
え?両方とも、たまごと肉じゃないの?と思うのかもしれませんが、厳密に言えば違います。
もっと言えば「全然違います」。
まず、「エグチ」のほうは「たまご・ミート・チーズ・ケチャップ」という構成。そのほか、オニオン・ピクルスなど、レギュラーメニューとして使われる素材をフル活用。つまりそれでコストダウンを図っている。
対して「月見バーガー」のほうは「たまご・ミート・ベーコン・トマトクリーミーソース」という構成。
ちなみに「トマトクリーミーソース」はこちらの褐色色のソースです。レギュラーメニューで使われる単純な「ケチャップ」とは違い、ひと手間込んだ、特別な仕上がりとなっております。
「月見バーガー」は、ベーコンやトマトクリーミーソースなど、この商品のため、独自に使われる素材が用意されているのです。
素材が異なれば、ボリュームやカロリーも異なるわけですが、まず両者のスペックを紹介します。
エグチ:標準製品重量:169g/個・387kcal
月見バーガー:標準製品重量:155g/個・408kcal
エグチの方がボリュームは多いが、カロリーは控えめといったところです。この辺が、ベーコンやトマトクリーミーソースの違いが生じているかと思われます。
ということで結論として「全然違う」ということに尽きます。
ちなみに商品単価は、エグチのほうは「200円」、対して月見バーガーは「360円」と、月見バーガーのほうが55%ほども高い。
つまり、価格・ボリュームで選ぶのであればエグチ、素材やカロリー多めで選ぶのであれば「月見バーガー」といったところです。
また「月見バーガー」はこの時期しか食べられないという、レアリティさがあります。エグチは通年で食べられるレギュラーメニューです。
その辺を踏まえ、じっくりと品定めをする必要があるのかもしれない。これはある意味マクドナルドから人生最大の選択を迫られていると言っても過言ではないのです。
参照:マクドナルド