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スタジオジブリの名作「魔女の宅急便」が4月29日、日本テレビの金曜ロードショーで放送されました。13歳の女の子が、自分で見つけた宅配の仕事に悪戦苦闘、心もカラダも大人へと成長していくさまを描いたアニメです。そんな「魔女の宅急便」において一つの謎として語られているのが、最後のシーンです。その謎がどうやら判明したようです。
魔女の宅急便において、永遠の謎だった「ジジが最後喋らない理由」。
本作品において、主人公キキは、動物である愛猫「ジジ」と会話をすることが出来ます。
しかし、ストーリー中キキは魔力を失い、得意なほうきで空を飛ぶことや、自分自身の体調を崩すなどのメンタル面の崩壊を招きます。
その影響からか「ジジ」とも話せなくなってしまいます。
これはアニメを見ればわかるのですが、視聴者は勝手にそれを「魔力の低下」と考えておりました。(ジブリ側もそのように錯覚させるような作りにしている)
ところが、ラストは色々あり無事に魔力を取り戻し、一件落着……と思いきや、ネコのジジは「ニャーン」と鳴き、相変わらずしゃべれないまま。すこし寂しそうにジジに微笑むキキの姿が印象的でした。
魔力を取り戻したのであれば、ジジと再び喋れるのでは!?
この件に関し、スタジオジブリに詳しい評論家「岡田斗司夫氏」はYouTubeで2つの説を主張。
1つは「キキが恋をしたから」
※岡田斗司夫氏によると、原作では魔女は恋をすると黒猫と別れるそうです。
もう一つは「キキが成長したから話す必要がなくなった」。
という2つの説。
はたして、この説は結局どちらなのでしょうか。それともそれ以外の理由があるのでしょうか。
その答えについて、昨日「金曜ロードショー」の公式アカウントが、鈴木敏夫プロデューサーの答えを代弁。その答えは意外なものでした……
続き
このことについて、#鈴木敏夫 プロデューサーは次のように語っています。「(#ジジ は)ただのペットじゃなくて、もうひとりの自分なんですね。だからジジとの会話っていうのは、自分との対話なんです。 続く — アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) April 29, 2022
ジジは「ネコ」でも「ただのペット」でもない、自分自身。
つまり今まではジジと言葉を話せていたと勘違いしていたが、実はもともと言葉を話せておらず、キキがジジとお話をしているという、キキの妄想だったようです。
似たような現象として、心理学では「イマジナリーフレンド」言います。子供が「ぬいぐるみ」などに話しかけるようなアレです。
キキは、動物であるジジと話をしていたが、もうその必要はないという、大人への成長の証なのかもしれません。
なんと魔法が使えなくなったわけではないという事実にネットでも、衝撃を受けている方は多いようですが、中には「知っていた」と見事答え合わせが正解したという方も。
色々謎多きジブリ作品。今後また新たな謎が解き明かされるのかもしれませんね。
Source:日本テレビ金曜ロードショー