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光の速度というものは毎秒30万キロメートルというもので、単純に1秒間のシーンを撮影するだけで、地球を7週半してしまうほどのスピードであり、撮影することは不可能です。しかし超ハイスピードカメラで光を撮影すれば、もしかしたら撮影することができるのかもしれません。ということでこちらはとんでもないハイスピードカメラで撮影したものです。
一般的にハイスピードカメラとは1秒間に30フレームを超える撮影が可能なカメラのことを言うようですが、そのコマ数は高くなればなるほど動きが早いものを撮影することができるわけです。逆にコマ数が低いものは、ボケてしまってなんだかわからないので、野球の球などは普通に撮影すればただブレたボケ映像になってしまいます。
こちらのハイスピードカメラであれば、野球の球よりはるかに速い「銃弾」でさえも、まるでマトリックスの映像のように綺麗に、そして鮮やかに粉砕。
ということで前置きはこれぐらいにして、こちらは毎秒10兆フレームの撮影が可能なカメラで、光を捉えるとどうなるかというものです。
こちらはペットボトルの中を移動する光の様子を超ハイスピードカメラで撮影したものです。なんとこの世で最も速いとされる「レーザービーム」の粒子が空間をまるでうごめく物体のように移動している様子が映し出されている。それもそのはず、この我々の世界で言う1秒の間に、撮影したコマ数は10兆。とんでもないスペックのハイスピードカメラであるのです。
分かりやすく言えば、1秒の間に、カメラのシャッターを10兆回押すのと同じ。高橋名人とかそういうレベルじゃない。神の領域です。
この映像はカリフォルニア 工科大学(CalTech)の研究者によって作成されたようで、昨年10月から毎秒1000億フレームから開始したそうで、光は弾丸の100万倍も速く動いているとのこと。
先に見せた弾丸の更に100万倍の速度を捉えなければならないというとんでもないスケールです。今回の全体のプロセスにかかった秒数は、約50ピコ秒だということで、1 ピコ秒 = 0.000 000 000 001 秒です。
そんなハイスピードカメラ、今度は火事などで発生するバックドラフトを捉えております。
なにゆえ驚くべきことは、たった1秒の間に10兆というシーンが存在するという「事実」です。10兆のシーンがあれば、とんでもない長編アニメができそう。
こちらのNHKが作った狂気の沙汰レベルの映像は、逆にコマ送りにしたNHKが作ったモーションアニメですがこれはこれで面白い。
実際の現実のコマ数は10兆どころではない無限大ということになりますが、それを考えると、脳の理解が追いつかず、ノイローゼになりそうですね。
掲載元
https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-6862367/Mesmerizing-video-captures-speed-light-looks-like-10-TRILLION-frames-second.html