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色のついた球を、一番上の球が1個になるまで順に重ねました。重なっている球は見えているだけではなく隠れていて見えていないものもあります。見えていないものも含めて、球全体の個数を答えて下さい。見えていないものまで考えて答えを出すなんて簡単ではなさそうです。この問題は空間認識力の高い人ほどはやく答えてしまうのではないでしょうか。
矢印の先を正面として、球がどのように並んでいるのかを見てみましょう。
球を重ねてできている空間図形の側面は正三角形の形をしています。底面の形も正三角形の形をしています。並んでいるのは球なので隙間がありますから、正式には正三角形とはいえないかもしれません。
この空間図形は球を4段重ねて出来上がっています。各段は正三角形の形をしています。図からは見えていない球もありますが、各段に使われている球の個数がわかると全体の個数がわかるのではないでしょうか。
各段を上から見てみましょう。1段目に使われている球は1個だけです。
2段目には3個の球が使われています。では、3段目にはいくつの球が使われているのでしょうか。
3段目には6個の球が使われています。下の図でグレーの球は、問題の図では隠れていて見えていない球です。
さて、一番下の段、つまり4段目にはいくつの球が使われているのでしょうか。
問題の図では隠れていて見えない球が3個ありました。見えてはいませんでしたが、4段目には10個の球が使われています。グレーの球は見えていない球です。
1段目。2段目、3段目、4段目に使われている球の個数がわかりました。これで球全体の個数がわかりましたね。
1段目に1個、2段目に3個、3段目に6個、4段目に10個使われているわけですから、全体では20個ということになります。
見えていなくても、実際にはあるのですから数えなくてはいけないというところが難しいですね。でも、「こんな問題は簡単すぎる。」いう方もいらっしゃるのでしょうね。
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