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現在は生活スタイルが多様化してきています。一つの会社に定年まで勤めあげるだけでなく、転職をしてステップアップしたり、女性も結婚・出産後に社会復帰をするケースも増えています。生活スタイルが変化してきている中、『寿退社』という言葉を高校生に聞いみた、国語講師のとあるツイートが話題になっていたのでご紹介したいと思います。
結婚に伴い、女性が家庭に入るために勤めていた会社を退社・退職することを『寿退社』といいます。
女性が結婚をすると、専業主婦になるために会社を辞めることが当たり前にあった時代がありました。
結婚したら女性は家庭を守る、男性は外で働くという概念があり、いわゆるサザエさんのような家庭がそれに当てはまるのかもしれませんね。
女性が結婚を決めると「今度永久就職するの。」などと言っていた時代も、今は懐かしいです。
政府が進める『一億総活躍社会』の実現を目指して、現在は結婚後も女性が働くことは当たり前となっているのではないでしょうか。
女性も結婚・出産した後も会社に勤めて働き続ける。そんな時代が当たり前となった現在、国語講師の吉田裕子さんが次のようなツイートをして話題となりました。
先日、最難関志望の高3向け授業で「寿退社っていう言葉が昔よく使われていたんだけど、知っていますか?」と聞いたところ、ある女生徒が、「定年まで勤め上げてめでたく退社すること」と回答。そう、もう純粋に寿退社の存在を知らないのだ。そうやって自然に時代は変わっていくのだろうと思っている。
— 吉田裕子(国語講師、裕泉堂の人) (@infinity0105) December 11, 2021
「寿退社っていう言葉が昔よく使われていたんだけど、知っていますか?」と聞いたところ、ある女生徒が「定年まで勤め上げてめでたく退社すること」と回答したというのです。
その後、別の男の子が「子どもを産むときにやめるやつでしょ」と答えたところ、吉田裕子さんが「いや、結婚するときにやめるの」と説明。しかし、「え、なんで結婚のタイミングでやめる必要あるんですか?」と疑問に思ったようです。
寿退社世代の方は、「もう『寿退社』は死語なのですね。」「バブル前の大手商社とかの寿退社時の儀式はそりゃ凄いものだった。」「確かに専業主婦を支えられるだけの給料を貰っている男性も少なくなっていますしね。」と、コメントをネット上に寄せていました。
その一方で、「寿退社ってなんですか?」「寿退社がわからなくて『寿退社とは』とググってしまった。」「聞いたことはあったけど意味は知りませんでした。」と、イマドキ世代の方は知らない様子も伺えました。
もはや寿退社が過去の産物になりつつありますが、こんなブラック企業に勤めている方は、進んで寿退社を願うかもしれませんね。