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友情、努力、勝利。週刊少年ジャンプの三原則だ。この三原則は非常に少年漫画との相性が良く、そしてジャンプファンならばこの三つが揃った作品はもれなく「ジャンプっぽい」と思うだろう。そんなジャンプの看板漫画の一つであった「ハイキュー!!」が7月20日発売号で8年半の連載にピリオドを打った。
「ジャンプ」は1968年に創刊された漫画雑誌。意外にも、現在売れている他の漫画雑誌よりも後発なのだ。それでも既に50年以上もの長きにわたり続いているのはすさまじい。筆者は特にジャンプ黄金期と呼ばれる「ドラゴンボール、スラムダンク、幽遊白書」あたりが主力だった頃に丁度小学校高学年だったので大のジャンプファンであり、長い事読者のままだ。
【ハイキュー!! 2020年7月20日 完結】
ハイキュー!!は来週7月20日発売の週刊少年ジャンプ33・34合併号で、8年半の連載にピリオドを打ち、最終回を迎えます。
最後まで、前を向き、全力で走り抜けます。皆様もどうか一緒に走り抜けていただけたら幸いです。 pic.twitter.com/Ny1YlFziTW
— ハイキュー!!.com (@haikyu_com) July 12, 2020
冒頭でも触れたが、ついに8年半連載が続いた大人気バレー漫画「ハイキュー!!」が完結した。これにより、なんとジャンプ作品から「スポーツ漫画」の連載が0になったのだ。これはなんと50年ぶりの事となる。たしかに、思いつくだけでもジャンプには名作スポーツ漫画は沢山ある。
テニスブームを巻き起こしたテニスの王子様、言わずと知れたバスケ漫画の金字塔スラムダンク、サッカー漫画と言えば今でも一番に名前があがることも多いキャプテン翼などなど。どれも、連載当時ジャンプを読んでその競技を始めたという人も多い凄い漫画だ。それが今は0になったとなると、なんとなく不安にすらなってくる。
ジャンプ誌面の半分が2020年新連載、実際に目の当たりにするとビビる。#wj33 pic.twitter.com/wY52wVAoTg
— マルチェロ (@Marcello0909) July 19, 2020
現在のジャンプでは、ワンピースが一番の長期連載だが、その他はかなり新しい漫画が連載を占めている。これもジャンプの歴史の中でもかなり特異なことだ。大人気漫画「鬼滅の刃」が終了したのも記憶に新しいが、ジャンプは今、かなりの過渡期にいるのかもしれない。
新陳代謝が激しいのがジャンプだ!とバクマン。でも言われておりましたが、他大人気作品に続きハイキュー!もやはり終わってしまい、これからのジャンプはどうなっていくのでしょうか。非常に楽しみでもあり、不安でもあります。
画像掲載元:秒刊サンデー