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北陸地方に甚大な被害をもたらした、令和6年能登半島地震。家の修復詐欺や空き巣など、いわゆる火事場泥棒が相次ぐのは大震災後では当たり前の光景になってしまいました。そんな中、石川県穴水町の石川県立穴水高校で「自販機の破壊された」という報道があったのですが、一度は「管理者の許可を得た」という地元紙の報道でなかったことになっていました。しかし……もう何が本当かわからん!
一度は「デマ」として扱われ、読売新聞の記事からも消された自販機破壊。1月6日の読売新聞の記事(削除済)では、下記の内容でした。
校庭に金沢ナンバーの車が見え、4~50歳代の男女の集団が校内に入ってきた。、女の指示を受けた複数の男がチェーンソーとみられる道具を使って自動販売機を破壊し、飲料水や金銭を盗んだ
今回はもう一歩踏み込んでおり、「北陸コカ・コーラボトリングが石川県警に被害届を提出した」というところまで踏み込んでいます。
石川・穴水の高校に設置の自販機破壊、北陸コカ・コーラが被害届…住民ら100人避難先https://t.co/wJIzTiY3Py#ニュース
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) January 19, 2024
読売新聞にはコミュニティノートが付いておりますが、その要因となっているのが「北國新聞」の記事。下記の記事は先述した読売新聞の「飲料水や金銭を盗んだ」という記事後に書かれたものですが、警察は「事件性がない」としています。
石川・穴水の避難所で自動販売機が壊されたのは、避難者の飲料を確保するためだったことが分かりました。石川県警は事件性はないとの見方を示しています。#能登半島地震 #穴水町 #自販機破壊 #自動販売機 #穴水の避難所 https://t.co/62dYAszkvP
— 北國新聞・富山新聞 (@hokkokushimbun) January 6, 2024
世論としては「北國新聞」を信じる声が多く、「読売新聞」2度めの誤報じゃないか……との声が優勢。ただし、当初の記事を覆された感のある読売新聞が「被害届を提出」という極めて重要な情報を何度も「誤報」するのだろうかという声もありました。
今回の「北陸コカ・コーラボトリングが被害届を出した」ことが事実だとすれば、どちらかの記事が「フェイク」もしくは取材不足ということになりますね。現状ではどちらの「記事」が正しいのかわかりませんが、正確な情報が分かり次第すぐにでも訂正していただきたいものです。
source:読売新聞オンライン