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「戦」という漢字は「せん」「いくさ」「たたか(う)」と読みまが、「恐怖に戦く」と書かれている場合、この3つの読み方では読むことはできません。しかも、このように使われる場合の読み方は常用漢字表には出ていません。常用漢字表の中には出ていない読み方を「表外読み」といい、一般的には漢字ではなくひらがなで表します。しかし、漢字検定(1級、準1級)では、表外読みの問題が出題されているようです。
「戦く」と書いて何と読むのでしょうか。
「戦く」と書いて、「おののく」と読みます。
もちろん、「つたえる」でも「でん」でもありません。
「伝」の表外読みは、「つて」です。
「徐に」は何と読むのでしょうか。「じょに」ではありませんよ。
「徐に」と書いて、「おもむろに」と読みます。
「おののく」、「つて」、「おもむろに」という言葉は聞いたことがありますね。そして、これらの言葉を使って話しかけられたときにその意味を理解することはできます。でも、漢字で書くように言われても、すぐには書くことはできないのではないでしょうか。
漢字はわかるのに読むことができないなんて少し悔しいですね。漢字検定の準1級や1級では出題されるそうです。漢字の奥深さを実感してしまいますね。
今回は表外読みの問題でしたが、漢字力確認!「独擅場」を正しく読める? という慣用読みの問題もありました。