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村上春樹さんといえば、言わずと知れた日本を代表する作家ですよね。「ノルウェイの森」「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」「1Q84」等、代表作を挙げればキリがありません。そんな村上春樹さんが、自身のSNS観について発言しており、ネット上では内容を巡ってさまざまな意見が寄せられています。
そんな村上春樹さんがユニクロのLifeWear magazineでさまざまな質問に答えているのですが、その中でSNSを見ない理由についても回答しており、その理由が話題となっています。
その内容とは、
Q15. SNSはいっさい見ないそうですが、その理由は?
大体において文章があまり上等じゃないですよね。いい文章を読んでいい音楽を聴くってことは、人生にとってものすごく大事なことなんです。だから、逆の言い方をすれば、まずい音楽、まずい文章っていうのは聴かない、読まないに越したことはない。
引用:LifeWear magazine
上記の回答をしており、”いい文章がない””まずい文章は読まないに越したことはない”など、厳しい内容ですよね。そもそも村上春樹さんが満足する文章って相当ハードルが高いのではないでしょうか…。
SNS上にはユーザー数に比例してさまざまな文章が投稿されていますから、その中にはネガティブなものも少なくありません。有益なものに絞って見るのは確かに難しいかもしれませんね。
このSNSを見ない理由についての回答がネット上で話題となっています。著名な作家の意見ということもあり、注目する人が多いのでしょう。
こないだも書いたけどまた別の意味で「村上春樹がノーベル賞貰えない所以」だろうよ、こういうの。
既に感性が時代から遊離してしまってる。.. https://t.co/cBHq0IefYB「村上春樹の『SNSを一切見ない理由』に集まる様々な意見「SNSはそういう場所..」https://t.co/nPsPPq7TXR にコメントしました。
— 四式戦闘機 (@ki84type4) March 10, 2021
村上春樹のSNS観について批判しているひとがなにを批判しているのかまったくわからないのだけど、「SNSに依存せざるをえない」立場からすると村上春樹みたいに距離をおいて生活できることには羨ましさがめちゃめちゃある。
— おつかれ寿司
大滝本店 (@BOhtaki) March 4, 2021
これに対して、「食わず嫌いの典型に見える」「村上春樹が苦手な理由はこういうところ」といった批判的な意見や「本当そのとおりだと思う、SNSにはタメにならない文章が日々集まっている」「村上春樹個人の意見になぜ批判が集まるのか不思議」と同意や擁護の意見まで賛否両論、さまざまな反応が見られます。
中には「SNSと距離をおいて生活できるのは羨ましい」といった声も。確かにSNSと離れた生活を送るのが難しい人も少なくないでしょう。
また、結局のところ”SNSとの付き合い方は人それぞれ”という投稿も見られます。
村上春樹氏の文章はSNS全体を批判してるわけではないと思う。
素敵な文章を書く人もいるし。
ただSNSは気軽に書ける分、それだけ推敲されていないものや剥き出しの感情論とかも多く見かけられる。それについて「まずい」って述べてるのかな〜って思ったんだけど、村上氏に対する批判が多くてびっくり— さえきはっか (@hakka_dayo) March 3, 2021
Twitterなんかは本当に個人の思ったことを吐き出すような場所なんだから、村上春樹さんのいう「上質な文章」なんてものに出会えるのは本当に稀な事だし、「上質な文章に出会うのが難しいsnsには触れないよ」っていう村上春樹さんの自分の中でのルールを聞かれたから答えたわけであって噛み付くほどの発
— 花粉被害者B (@Marysletter) March 3, 2021
「村上春樹の発言はSNSすべてを否定しているわけではないと思う」「Twitterは個人の気持ちを吐き出すような場所なんだからそれでいいのでは」など、村上春樹さんのフォローや、SNSは従来のように気楽な場所でいいといった感想も多く寄せられていますね。
今やこれだけ大きな場所となったSNSですから、人によって感想や付き合い方も多様化していくものです。
また、他のインタビューの内容も興味深い内容になっていますので、興味のある人は目を通してみても良いかもしれません!
賛否両論といえばUSJも話題になっていましたね。
source:LifeWear magazine