世界には様々な記録があります。「世界一高いビル」「世界一短い楽曲」「世界一大量のタピオカミルクティー」など、聞いてビックリする内容ばかりです。もちろんだからこそギネス記録ということになるのですが、今回の記録は色々と物議を醸します。なんと米国アラバマ州バーミンガムで産まれた男児は、わずか420g。これがギネス記録となったのです。

わずか420gの男児がギネス記録

いろいろなギネス記録はありますが、今回のギネス記録は違う意味で衝撃的です。

昨年、米国アラバマ州バーミンガムで産まれた新生児「カーティス」は、わずか420g(1ポンド未満)。新生児の平均は3.5kgですので、その8分の1ほどの大きさ。

また、通常40週間で臨月を迎え、出産間近となります。しかし、こちらの新生児「カーティス」はわずか19週間で産まれたという超早産。

ギネス社は、このカーティスの記録を「ギネス記録」として認定したようです。

ただし「カーティス」実は双子だったようで、もう片方の赤ちゃんは残念ながら亡くなってしまったとのことです。

いっぽう、カーティスは集中治療室に入り、日に日に成長。274日後には、人工呼吸器も外され、無事退院しました。

ギネス記録に反対の声も

しかしギネス記録化することに、異論を唱える声もあり

「記録ってちょっと違うんじゃない?ギネス記録で家族は幸せなのか。本件の記録化には違和感がある。こういうのをギネス記録にするのは反対」

などの意見もあります。

ダイバシティーな考え方が求められる中、ギネス記録本来の目的、意義などをもう一度問いただす必要があるのかもしれません。

Source:デイリー・ミラー

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 420gで生まれた未熟児、ギネス記録となるも「おかしい」との声