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人間も動物の一種ですが、困ったときは同じ種族の人間に助けてもらいます。では自然の動物たちはどうしているのか。実は動物たちも同じ動物同士助け合いながら生きております。そんな中、違う種族が互いに助け合うなんてこともあるわけです。今回は人間が象を助けるというパターンですが、ピンチとなっていた象は、とんでもないことになっていたのです。

穴にハマって動けなくなっていた象

話題となっている象は、タイの「ナコーンナーヨック県」に住んでいる象。とある親子が突如、排水口の溝にハマり、動けなくなってしまっていたのです。

しかも、母親の象が蓋のようにハマっているため、下にいる子象は出られない状況。そして、問題となっている溝は、コンクリート製で、簡単には崩れない状態。

したがって、彼らの力では全く太刀打ちできるような状況ではありません。

通常、自然界の動物に人間が介入するということは、あまりよろしくないのかもしれませんが、そもそもこの溝を作ったのは人間。

人間が作った溝にハマっているという点では、人間に責任はあるはず。ということで救助が行われたようです。

途中で母親の象は、意識を失いCPRとして「心臓マッサージ」をうけるも、ビクともせず。心臓マッサージといっても、人間に行うような、お腹を押すものではなく、人間そのものが象の上にのっかり、叩き起こす少々荒っぽいやり方。

そもそも象に心臓マッサージするという行為もなんとも衝撃ですが……

とはいえ、結果的にこの2匹の象は無事に一命をとりとめ、森に帰っていったのです。

国立公園の主任獣医である「チャナーニャ・カンチャナサラク博士」いわく

大変危険な状況だった。
母親の象が群れに助けを求めた場合、象の大群に襲われる心配があった。

と話しているということです。

象を助けるという行為も、なかなか奥が深いものですね。ネットではこの救出劇に多くの人が感動していたようです。

Source:デイリー・メイル

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 穴にハマった象の親子の救出劇に、世界中が涙腺崩壊