image:photo AC

自転車のように疲れず、バイクや車のように免許を必要としない移動手段として、家庭でも充電可能な電動キックボードが注目されている。この度、福岡市が初の公道を使った電動キックボードの実証実験をスタートさせたが、巷では賛否両論あるようだ。

5月10日より福岡市「公道もノーヘルで電動キックボード実験するよ」

電動キックボードのシェアリングサービスmobbyが、政府の認定を受け福岡市中央区を中心に「ノーヘル」での公道実証を開始した。

使い方は非常に簡単!

1、片足をステップの部分にのせ、もう片方の足で地面を蹴る。

2、安定したら、アクセルレバーを押して加速する。

3、止まりたいときは、ブレーキレバーで停止します。

機種によって異なるが、今回福岡市がシェアリングとして許可を出したmobbyの電動キックボードはこのような方法で条件にクリアすれば誰でも簡単に乗ることができる。

Mobbyの使用方法や料金形態などは?

 

運営のMobbyrideは以下のように発表している。

・シェアリング実施期間:一般開放は5月10日~2021年10月末日
・料金:初乗り30分150円 ※31分以降1分ごとに5円
・営業時間:6:00~21:00
・エリア:福岡市中央区全域、南区の一部 ※今後エリア拡大を検討中
・利用方法:LINEアプリから「mobby」を友だち追加し、アカウント登録
支払い方法:クレジットカード決済のみ(VISA/Master/JCB/AMEX)
・専用駐輪場:Fukuoka Growth Next、天神ルーチェ、福岡市美術館 など ※随時追加予定
・主な利用条件:普通自動車免許を保持していること、自転車に乗ることができること、アカウント登録時にルール確認および警察庁監修テストに合格すること など
・走行可能場所:車道、普通自転車専用通行帯、自転車道(歩道は走行できません)
・自主規制:昭和通り、明治通り、渡辺通り、日赤通りは走行禁止(横断は可)
・その他:ヘルメット着用の法的義務はありませんが、着用を推奨します

引用:moddy ride

講習受講義務などは?

日本では現在講習受講の義務はない。というよりも、まだ公道における電動キックボードのガイドラインが追いついていない状態である。

今回の機器の仕様だと自転車レベルの時速15km/hの速度しか出ないということや、利用条件に普通自動車免許を保持していることがあげられている為、ヘルメット着用義務がなく使用許可が出ているようだ。

海外では講習受講で中学生くらいの年齢から乗れるようになっている国もあるようなので、国や自治体の法整備を急いでもらいたい。

ヘルメット着用任意は福岡だけでない

シェアリングの運用はなされていないがノーヘルでの電動キックボードの利用を承認している県は福岡県意外にもあり、まだまだ足並みも揃わずグレーゾーンのようだ。

便利には間違いないが様々な意見がある

確かに「ノーヘルOKです!」と言われても実際に事故を起こし困るのは利用者自身。

ウーバーイーツなどの宅配業社の自転車安全運転が世間で騒がれる中、公道を電動キックボードでノーヘル運転し命に関わる事故が起きない訳がない。生活が便利になるのはありがたいが市民目線での安全性を確保してほしい。

こちらが悪くなく普通に青の信号を歩いていて事故に遭う。このような不運な事故はまれに聞くものだ。その判決が今なお世間から注目されている事件といえばコチラだろう。池袋暴走事故の飯塚幸三被告、上級国民過ぎる発言で大炎上

このような悲惨な事故が起こらないためにも電動キックボードの法整備を急いでもらい、便利で安全な生活をおくりたいと思う。

Source:mobby ride

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 福岡で電動キックボードの実証実験開始。公道をノーヘルで利用可能に賛否両論