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DAZN(ダゾーン)は、スポーツ専門の定額制動画配信サービス。2017年よりスカパーに替わって「サッカーJリーグ」の独占中継を開始、当初はJリーグファンから歓迎されているとはいえなかったものの、いつの間にか替えのきかないサービスになっていました。そのDAZNが突然「月額視聴料」を大幅値上げ、特にサッカーファンから不満が上がる事態になっています。
スポーツ配信サービスの最王手であるDAZN。現在はNPBプロ野球、F1、Jリーグなどの配信を月額1,925円で提供しているのですが、2月22日より月額3,000円と約56%もの大幅値上げを実施することを発表しました。
DAZNの大幅値上げにファン騒然!「CL放映権とれよ」と反発の声も DAZNの主な配信競技(サッカー)
Jリーグ ACL W杯アジア最終予選 プレミアリーグ ラ・リーガ
…【CL、ELはWOWOWが配信】
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https://t.co/QCKziHgyyw — FOOTBALL TRIBE JAPAN (@FootballTribeJP) January 21, 2022
2022年2月22日以降は月間、年間プランそれぞれにおいて、新規ご契約時の1カ月の無料体験はございません。
さらに新規契約時の1ヶ月無料体験も廃止もアナウンスされており、いわゆる「改悪」状態が一気に進みました。
参考:DAZN「価格改定ならびに新プランのお知らせ」
サッカーファン、特にJリーグのファンから大きな不満が出ています。
#DAZN、ほぼJリーグしか見ないのでJリーグだけの安いプランとか欲しい。
— seigoro@毎日unity健康生活 (@ss_seigoro) January 23, 2022
その理由としては……
・Jリーグをスカパーから奪っておいて、今さら値上げ?
・野球もF1も興味がないから高すぎる!
・サッカーの代表戦まで独占しておいてそれはない!
・JリーグはDAZNでしか見れないから、不本意でも契約続けるしかない
NPB(日本プロ野球)に関しては、CS放送でも見られる(一部DAZN独占試合あり)ので、DAZNの価格が高いと思えば他の方法でも見ることが可能。F1に関してもCS「フジテレビNEXT」での放送があるので、DAZNだけに頼る必要がないわけです。
そもそも配信サービスになったことで、ネット回線を持たない(または詳しくない)層からJリーグの観戦機会を奪ってしまったDAZN。未加入者はJリーグ及び日本代表戦(アウェイ)を”ほぼ”視聴出来なくなっているというのが現状です。
ホームの試合は半分以上、時折アウェイの試合を見に行くという「DAZN加入者」に話を伺ったところ……。
「他のサブスクに比べて、3,000円は些か高すぎるかと。スポーツ配信のサブスクとしてはどうかと思いますね」(20代男性)
「え?値上げするんですね」(20代女性)
「3,000円でもいいので、天皇杯とルヴァンカップまで放送して欲しい。DAZNが独占することで、新規ファンは増えなくなってしまいそう。それに代表戦やワールドカップまで独占になったら、サッカーが終わってしまうのでは」(30代男性)
「価格に見合ったコンテンツを提供してくれればいいのですが……ホームは観に行くとして、アウェイ戦だけで月3,000円はちょっと高いかな」(40代女性)
元々は「仕方のない」と思われていた価格だったのですが、急に1,000円以上の値上げとあっては、不満が多く出るのも納得です。サッカーファンからすれば、現在放送していない「天皇杯」「ルヴァンカップ」くらいは中継してくれよ……と思うのは当然かもしれません。
現状「内田篤人のFOOTBALL TIME」や「やべっちFC」の事実上後継番組である「やべっちスタジアム」などが見られるのは嬉しいのですが、やはり月額3,000円という価格に二の足を踏んでしまいそうです。
source:DAZN(ダゾーン)