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さくらももこさんが昨日亡くなられたことを受け、ネットでもまた各界でも悲しみの声が寄せられております。やはり漫画家という特殊な職業柄、ある意味「命を削る」ような仕事でもあり、身を削ってまで漫画を書き続ける彼らに対し、我々は悲しむのではなく今までのお礼を申し上げる事が大事なのかもしれません。そんなさくらさんの友人の一人である「岡田あーみん」をご存知でしょうか。
岡田あーみんは、当時珍しい「りぼん」でのギャグ漫画「お父さんは心配症」を連載しておりました。佐々木光太郎なるお父さんが、娘である典子を心配するあまり、殴る・蹴る・血を吐くなど、少女漫画りぼんではありえない作画に当時の読者は衝撃を受けました。
さくらももこさん・・・
岡田あーみんさんはまだいるよね!!?あのお二人の合作漫画面白かったし!!
お父さんは心配症の!!
これほんとに好きだった!! pic.twitter.com/XiYRC9BCzL— シグマ卍(THE・CHAOS民) (@The_Chaos_0821) August 27, 2018
この岡田あーみんと、さくらももこの当時の担当者が一緒だったので合作を行ったこともありますが、ジャンルとしてはお互い「ギャグ」要素はあるものの、あくまで日常を描いたさくらももこに対し、暴行シーンが当たり前のように描かれるという異例のシチュエーションに、かなりシュールではあるものの、さくらももこ・岡田あーみんの伝説の作品となり今でも語り継がれております。
私がさくらももこさんに初めてお会いできたのは高校生の時でした。
「りぼん」の投稿者で「もう一息賞」「努力賞」とかとった人は(でもデビューできるほどではない)夏休みに「りぼん」の漫画の講習会に招待されます。
その時の食事会で、当時岡田あーみんさんとの合同原稿のために(続く)— NAGISA (@NAGISA_R_K) August 27, 2018
さくらももこ先生が亡くなって、とてもショックです。
岡田あーみん先生との合作漫画、大好きでした。 pic.twitter.com/8EYDI6X1lM— アジシオ太郎、 (@ringoringo0223) August 27, 2018
さてそんな中、岡田あーみんはどうしているのでしょうか。1997年に業界から引退し、もはや消息をたどることは難しく、公式サイトや・Twitter・Facebookといった情報も一切なし。まさに伝説の漫画家となっております。
ネットでも「メッセージを寄せて欲しい」「復活して欲しい」などの声が寄せられるものの、一方で消息が途絶えた理由が非常に具合が悪いという理由で後を追うべきではないとの声もあります。
そんな中りぼん60周年で岡田あーみんさんの作品が収録されており、編集部とあ〜みんとの連絡が取れたのではないかと推測されております。
創刊60周年記念でコミックス刊行のニュースです。本日発売のりぼん6月号593ページでお知らせしたとおり、岡田あ~みん先生の「新装版 ルナティック雑技団」全3巻が刊行されます。7月24日発売です。コミックス未収録作品を3巻合計140ページ以上収録します。
— りぼん編集部 (@ribon60th) April 30, 2015
はたして今後「岡田あーみん」は何かしらの発表をするのでしょうか。りぼんの当時のファンは待ち焦がれているのかもしれません。