忘年会のシーズンに入り、どんどん増えてくる飲み会のお誘い。胃袋も、肝臓も、お財布もメッチャ限界に近いんですが...となりがちなこの頃。なるべくなら、お財布にも胃袋、肝臓にも優しい良いお店に行って楽しみたいですよね。しかし、この時期になると被害にあう方も増えてきてしまうのが、SNSなどで「プチぼったくり」と言われる被害なのです。

プチぼったくりとは

あくまでも事前説明なしで「週末料金、席料金、年末年始料金...」などの料金を取ってくるお店のことを指し、新宿や渋谷などでたまに見かけます。

筆者も経験あり

実は去年、そういったお店に行った事があります。一緒に行ったのは、その年にはじめて東京で仕事をしだした友人。新宿で待ち合わせをした我々は、再開を懐かしむ間もなく、すぐにでもお酒を飲みたいという状態で、お店を探すのも面倒だったので駅からほど近い雑居ビルの中にあった居酒屋に入ったのだった。

とりあえず、外の看板に書いてある値段は安い

飲み放題の値段が安く、特に入った時に条件などを何も言われなかったため「いいお店だ」と思ったのもつかの間、料理がまず全然出てこない。たこわさびとかって、すぐ出て来るって書いてあるけど出てこない。何ならお酒も来ない。しかしながら混んでいて人手が足りなさそうというわけでも全然ないのだ。なにせ、お客は筆者らともう一組程度しかいない。明らかに聞こえているのに来ない感じだ。

非常ベルなりっぱなし

ジリリリリリリ!と急になったのは、最初のビールがぬるくなり、延々次のレモンサワーを待ってたあたりだろうか。おそらくついて40分頃から、店を出るまでの1時間あまりはずっとなり続いていた。非常ベルなってるけど!と思っていたのは自分だけらしく、他の人は「はいはい」的なテンションでいたのが怖いなと思った。

お通しがとってもしょぼい

こんな感じの「何で食べるんだ?テーブルの塩?」という味のない草か、春雨だけの謎のモノ、もしくはスパゲッティサラダみたいなモノ。だいたいこんな感じです。これでどう酒が進むんだよ...

レシートを見てみると

レシートには、案の定「席料」「お通し(一人800円くらい)」「サービス料」「深夜料金」などなどが足されており、飲み放題だけなら二人で1500円くらいのものだったはずのお会計が10000円弱になっていた。ほとんどご飯は頼んでいないので(それこそおつまみキュウリくらい)、これでは高いと思うも、残念ながら支払ったのはその友人。筆者はその友人から「一人5000円な」と言われてええ!?とビックリするくらい無防備だったので、お会計を支払った後はさすがに取り戻すのは難しそうで退散しました。

筆者が行ったお店は調べたところもう無くなっていましたが、こういったお店は店名を変えて同じ事を繰り返したりしているという話もあります。ぜひとも皆様は、おいしいお酒を、適正価格でお楽しみください!

画像掲載元:写真AC

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 説明無しで上乗せされるプチぼったくり、今年もまだ無くならないと話題に