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バンドというのは、お金がかかる。楽器だけじゃない。交通費や交際費だってバカにならない。さらに、関わる人が限られてくるので人間関係もごたつきがちになったりする。そんな悲しいあるあるがたくさんある「バンドマン」専用の引っ越し割引が話題になっていた。
こんな読んでて辛くなる引越し業者のチラシある? pic.twitter.com/xpcSUOYCIt
— すだ(ナードマグネット) (@pickon103) November 19, 2019
こちらのチラシに書いてある「バンドマンの引っ越しについてのあるある」がわかる方はバンドマンもしくは身内にバンドマンがいる方であろう。何を隠そう、筆者も20年モノという熟成され過ぎたバンドマンである。わかりみが深すぎて自分でもダメージを負っている次第だ。
そんなバンドマンのあるあるの悲しさを非常にリアルすぎる観点から見ていこうと思う。
ファンに家を特定された
バンドマンは恋人の存在をファンには告げない。なにせ告げる必要がないからだ。さらにバンドマンは100%ヒモなので、同棲して恋人が家賃を払っているケースも少なくない。以上の理由で特定されるととてもまずいのだ。
事務所の社長からバレずに夜逃げしたい
所謂メジャーな事務所ではなく、インディーズと呼ばれる事務所の中には悪徳そのものという事務所も存在する。しかしバンドマンは怪しさ100%でも「事務所に所属」という肩書を欲しがるのだ。お前らがテレビに出るころには...などという甘美な言葉に酔っていたいのだ。しかし、所詮は悪徳なので逃げたくなる。先に考えればいいのに。
そろそろ恋人に刺される
バンドマンにはモテるタイプの個体が存在する。しかもバンドマンは大体元隠キャなので、モテだすと際限なく調子に乗る。一度刺された方が良いのでは?というケースも多い。
(楽器の扱いが分かっている人に運んでもらいたい、機材を買いたい、などはカッコいい方のあるあるになるので割愛)
ちなみに上記のあるあるは筆者とその周りに多数いる先輩後輩バンドマンの実話である。このように非常に悲しい習性を持つ生き物がバンドマンだ。現在はメンヘラによる乱獲などでその数も減りつつあるので、そっとしておいてあげてほしい。たまにいるSSRの「親が金持ちのバンドマン」でも探し出さない限り、まっとうな暮らしは出来ないのがバンドマンなのだ。
それでも、夜な夜なライブハウスでカッコいい音を鳴らし続けるのが、バンドマンという生き物なのである。
画像掲載元:ぱくたそ