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ガンプラとは「機動戦士ガンダム」シリーズに登場するモビルスーツ(ロボット)のガンダムのプラモデルの略称です。初代発売から40年以上経過していますが、今もなお根強いファンも多く支持され続けています。そんなガンプラですが、Twitterにて、木工平八(@MHeihati)さんがご投稿した「木製ガンダム」が見るものを魅了しています。なんと材料は廃材を使い、一つ一つのパーツを手作りし、見事に再現しているのです。
#これでフォロワーさん増えました
木製ガンダム
これで2000人くらい増えたのはホントびっくりした pic.twitter.com/W6uDnlC09g— 木工平八 (@MHeihati) March 28, 2023
「木製ガンダム。これで2000人くらい増えたのはホントびっくりした」という一言と共に、#これでフォロワーさん増えましたというハッシュタグのついたツイートを発見しました!完成度の高さと素晴らしいクオリティーに目を奪われてしまいますね。木製ということで、無機質さは一切ありません。木のぬくもりを感じ、木ならではのあたたかいオーラを纏っているかのように見えます。
木工平八さんの作品には、「本当に、木!?」「神業」「カッコいい」「凄い作品すぎて言葉がありません」「木工の神」等の声が寄せられ、驚きの反応と注目度の高さが伺えます。
制作者の木工平八(@MHeihati)さんにお話を伺いました。
■プロフィールを教えてください
ーー本業は主に知的障害を伴う身体障害・自閉スペクトラム症・ダウン症などの子どもさんと関わる保育士です。
■制作歴や木製模型を作り始めたきっかけは?
ーー木製模型は6年くらいですね。職場で使う家具などをもともと趣味で作っていましたが、そうなると細かい木の廃材が増えていくため、再利用を考えて始めたのが木製模型制作のきっかけです。
■制作にあたり、こだわられていた部分や難しかったところは?
ーーこだわりは特にないですが、基本的にこれを木で再現できるのかという興味、好奇心が一番です。
また、ガンダム関係だとジオン系の曲面(脚など)がややこしいです。後、全体のプロポーションの調整は地味に大変で難しかったですね……。
■材料はどのようなものを使っているか教えてください。また、廃材はどのように調達されているのでしょうか?
ーー材料はホームセンターとかでよく売っているSPFといわれる木材が中心で、マホガニーと黒檀もアクセントで使ってます。廃材の調達ですが、主に使っているSPFに関しては、職場で製作した家具の余ったものです。マホガニーや黒檀は少量を購入してきます。
■制作で使用される道具は?
ーー道具は廃材を薄い板にスライスするのにスライド丸鋸を使いますが、後は模型で使うようなデザインナイフがほぼ中心です。ピンセットやピンバイス、レーザーソーなど一般的なものばかりです。
■制作工程を簡単に教えてください。
ーー普通のプラモデルのフルスクラッチと変わらないと思います。板を積層させて削り出したり、板を箱組して形を作ったりしてます。関節は市販の木の丸棒を組み合わせて動く関節を作ってます。制作期間は1週間から最大で8か月と幅広いです
■リアルに再現されていますが、可動式なのでしょうか?
ーーロボット系の関節はガンプラのHGモデル程度には動かせます。軍艦なら主砲や副砲は動かせますし、戦車も主砲は旋回し、ハッチなど開閉できるものもあります。航空機では可変翼であれば主翼は動かせたりプロペラを回すことは一応できます。
■いいね!やRTされるなど反響がありますが、今の心境は?
ーー木製でここまで動く?とかびっくりしてもらえると嬉しいです。ちょっとでも笑いの種になれば、次作の制作意欲につながりますし、こういったことから物作りに興味を持ってもらえたら嬉しいですね。
インタビュー最後の質問で、今後制作されたい作品や夢についてお伺いしたところ「思い付きで作るので、特にこれっというものはないのですが、えっ?こんなものまで作れるの?といったものに挑戦していきたいなあと思ってます。」と語られていた木工平八さん。
木工平八さんの創り出す、ワクワクする世界観と圧巻の技術力が加味されている作品の数々。今後も一目見たら、心動かされる作品にお目にかかれる日を楽しみにしております!
ガンプラといえば、100均で品切れ続出のガンプラに最適な「連結ディスプレイベース」も入手できれば、テンションが上がりそうです!
取材協力:木工平八(@MHeihati)