和暦で管理しているから2000年問題は関係ない。いやいや、和暦も元号が変わってしまえば同じような問題を生むし、そもそも西暦を和暦に変換しているので、西暦の問題は和暦にも影響し、和暦は2重に被害を発生させてしまう恐れがある。そんな懸念の多い和暦ですが、ついに省庁が西暦にデータ管理を移行するとのことです。
ー西暦に統一

読売新聞の報道によりますと、省庁のデータが近く西暦に統一されるとのことです。現在は法律上「和暦」と「西暦」が混在しており、混乱の元となっているわけですが、これが西暦のみに統一されれば、その辺のリスクが減るだけでなく、わざわざ新元号に対応するための費用が発生しなくなるのでコストも抑えられます。

ちなみに「新元号」に変換するだけの改修費用は10億円もかかるということです。考え方によっては10億円の経済効果が見込めるとも言えるのですが、その費用を負担するのは・・・と考えると今のうちに西暦に治しておいたほうが良いと考えるのはITスペシャリストでなくとも理解できるはずです。

ただし、次回(5月)の新元号の対応には間に合わないということで、これが効果を発揮するのはその次の元号になった時なのかもしれません。

ネットでは「対応が遅すぎ」と批判の声もあるようです。





また実業家の堀江氏は「元号とかそろそろ辞めて欲しい」とコメントしておりました。



歴史上の問題で使わざるを得ないという日本独特の文化もありますが
この緊急事態に一部で平成を使い続けるという案まで浮上しております。

誠に滑稽な事態に陥った新元号問題。
廃止とまではいかなくとも、システムを西暦に統一するという取り組みは早いぶんには越したことはないでしょう。

(秒刊サンデー:たまちゃん)
情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 遅すぎ!省庁、ついに西暦でデータを管理できるように統一!ただし・・・