オーストラリアで3歳の少女、アウローラがいなくなり、捜索願いが出されたのは、金曜日の午後3時ごろだった。
彼女は1人で家をふらりとでかけて、そのままどこかへいなくなってしまった。
捜索は森の中や空き家など雨が降る中行われたが、行き先の手がかりをつかむことができなかった。
土曜日の朝、100名以上のボランティアやレスキュー隊や警察官などがさらに捜索を始めていた。そこで最初に発見されたのは、オーストラリアン・キャトル・ドッグ、別名ブルーヒーラーのマックスだった。
ブルーヒーラーはもともと放牧犬として飼われていることが多く、筋肉質で体ががっしりとして、飼い主以外の人になかなか懐かない犬だ。
アウローラ―の祖母、ケリーが最初にマックスを見つけた。
「マックスがアウローラの元へ案内してくれたんです」
家の周りは山が多く、なかなか小さな女の子が1人で歩くのには大変だ。
アウローラはおそらく随分と遠くまで歩いてきたんだろう。そしてマックスは彼女と一緒に来たに違いない。
山坂があるため、捜索も難航していた。そんな中、祖母のケリーが大きな声でアウローラの名を呼びながら捜索をしていると、小さく「おばあちゃん…」と叫んだ声が聞こえたような気がした。その後すぐに犬の吠える声が聞こえた。
そしてマックスが現れ、アウローラの場所へまっすぐ連れて行ってくれたのだ。
マックスは17歳、耳が悪く目もあまり良くない。こんな状況で、マックスは一晩中アウローラの傍にいた。
見つかったアウローラは犬の臭いが体に染みついていた。一緒に眠ったんだろう。
祖母のケリーはアウローラを見つけた時、あまりの嬉しさに涙が止まらなかった。驚くアウローラに「これは嬉しい涙なのよ」と泣きながら言った。
「昨晩の天候の中、アウローラが生きて見つかったというのは、とても運が良かった。昨日はとても寒くて雨が降っていました。おそらく犬が一緒でなければ…」ケリーはまた涙ぐんだ。
掲載元https://www.reddit.com/r/UpliftingNews/comments/8dssea/missing_3_yo_found_safe_next_morning_with/
(秒刊サンデー:南ロココ)