このステーキ、北海道雄武町にあるアグリファームという牧場で育てられた牛肉を使っています。旭川にあるエスペリオというレストランで食べてきました。「本日のおすすめ」として、店舗入り口の黒板に料理名が書かれていました。料理名は「雄武産アンガス牛の肩ロースステーキ」です。席に着いてすぐ、メニューを見ることなくこちらを注文しました。



牛肉の切り口が見えるように撮ってみました。表面は焼けていて、中は生です。是非ともこの切り口を見ていただきたいと思いました。早く一口目を口に入れたいと思いながら撮影しました。写真でもおいしさが伝わってきますが、実物はもっとすごいです。



早く食べたいという誘惑と闘いながらもう1枚パチリ。どうですかこの肉のおいしそうな姿。フォークで肉を移動するときに、肉のプルンプルンとした軟らかさが伝わってきます。肉を口に入れると、肉と油のバランスが絶妙で、口の中においしさが広がります。肉本来のおいしさです。

このレストランの肉料理は、当たり前ですが、肉自体の味を感じることができます。ソースが素材のおいしさを消していません。肉の量は十分にあるのに、食べてしまうのがもったいないと思えるくらいにおいしいです。





もう気付いた方もいらっしゃるでしょうが、このレストランの肉料理についてくる野菜はとても大きいです。人参の大きさに驚かされます。これでもいつもより少し小さめのような気がしました。料理の種類によって人参の大きさや形は違っています。初めて見るとその大きさに驚かされます。

ここの人参には甘さがあり人参嫌いの人も食べることができます。人参が甘いのは砂糖を入れているわけではなく、人参そのものの甘さというところにも驚かされます。





ジャガイモもほっこりとしていて、とてもおいしいです。きれいに切って良い形にして・・・ということはしていません。でも、人参と同様にこの素朴さがいいのだと思います。ちょこっと写っているアスパラ。旭川空港近くの農家さんが作っているそうです。「冬にアスパラ?」と思いながら口に入れると、「甘い!」のです。

冬なので甘さが凝縮されているとお店の方が教えてくださいました。あっ、ジャガイモも甘いです。もちろんジャガイモの甘さです。





ステーキと一緒にパンがついてきます。ごはんとパンのどちらかを選べます。このパンは自家製です。バターは、ノースプレインファームで作っている発酵バターです。ちぎったパンに少しずつつけて食べると、バターのおいしさが伝わってきます。





食事の終わりに、カップに入ったミニのソフトクリーム。ソフトクリームは興部牛乳で作られています。まるで牛乳を食べているようです。ここのソフトクリームには安定剤というものが入っていないのでとけるのがものすごく速いです。

コーンのソフトクリームを食べるときは、とける速さと食べる速さとの競争です。ちょっと気を許すとどんどんとけてきます。一度食べると、そのおいしさを忘れられなくなること請け合いです。





レストランエスペリオの建物です。この建物はもともとあった農家の建物を利用したものだそうです。店内は居心地のよい空間となっています。





レストランエスペリオの住所などはこちらです。



エスペリオの社長さんがアグリファームを訪ねたときのことを話してくださいました。アグリファームでは、愛情をもって牛を育てていること、飼料にも気を配っていること。「愛情をもって育てているからおいしい肉になるんですね。」と話す社長さんの優しさも伝わってきました。

エスペリオの料理がおいしいのは、社長さんやここで働いている人たちが料理や周りの人にたくさんの愛情をもっているからではないでしょうか。

(秒刊サンデー:わらびもち)
情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 口の中いっぱいに広がる肉本来の旨さ!北海道雄武産アンガス牛の肩ロースステーキ