最近、フリマアプリや断捨離が大盛況で、自分の物を売ったり捨てたり、人にあげたりして身の回りを整理している人も多いだろう。捨てようと思っていた本の間にヘソクリを見つけたり、なんてことはよくあることだが、人手に渡ってしまった後だと、取り戻すのはほとんど不可能。まあ、もともとあると思っていない物だから、見つからなくても大して被害はないが、それがもし大金だったら…、100万円を超す大金だったら、話は別だ。今回は寄付したコートに大金を忘れた人の話。
ー寄付された黒いピーコートのポケットに!

アメリカ、テキサス州。

ボランティア団体が経営するリサイクルショップで働くグアダルーペは寄付された服を仕分けする仕事をしていた。彼女の主な仕事は、寄付された衣類に穴やダメージがないか、売り物になるかどうかを確認する仕事だ。

もちろん、ポケットの中ももれなく確認する。
「ポケットの中を確認したら、お札がいっぱい入っていたの!」

それは彼女が黒いピーコートの状態を確認している時だった。ポケットの中には銀行の封筒4つに分けられた札束が入っていた。

もし、こういう物を見つけたらどうすればいいか?だまって自分のポケットに入れる?信頼できる同僚に打ち明けて山分けする?いや、やはりここは、とりあえず上司に報告だろう。

彼女はすぐに上司に報告した。

グアダルーペの上司であるアシスタントマネージャーのクリスティーナは「グアダルーペの手から溢れるほどの大金でした。見た時はまるで本物とは思えませんでした」と語った。

クリスティーナもやはり上司に報告。COOのキャシーへとんでもない事が起こってどうしていいかわかからない!と連絡した。ポケットに入っていたお金は50ドル札と100ドル札で合計1万7千ドル(約190万円)。

このリサイクルショップはボランティア団体によって経営されている。実際、寄付された衣類などからお金が見つかることは珍しいことではない。大概は10ドルや20ドルなど、少額であり、ボランティア団体でもあることから、寄付として受け取っている。

今回も洋服と一緒に寄付された親切なお金と受け取ることも可能だったが、キャシーは「やはりそれはできない」と決断。

運よく、銀行の封筒には名前が記載されていた。これを手掛かりにキャシーは寄付者名簿から78歳のシェリーという女性を見つけ出した。

この黒いピーコートは1月に亡くなった彼女の夫のもの。彼女はポケットの中に大金が入っていたことを知らなかった。おそらく彼女の亡くなった夫が生前入れていた物だろう。実は彼女は夫が亡くなってから、金銭的に少々苦労していた。

「お金のことが心配で、残高を見ないようにしていたんです」

シェリーは来年はどうやって暮したらいいか、どうやって節約したらいいか考えていたところだった。しかし、もうその必要はない。リサイクルショップからシェリーへ1万7千ドルは返却されたのだ。

もちろん、それで話は終わりではない。グアダルーペはその正直さを称賛され、シェリーから1千ドルのお礼を受け取った。

黒いピーコートがみんなに幸せをもたらしたのだった。

―海外の反応

・ 亡くなった夫が彼女のために??
・ 年寄りは銀行を信頼してないからね。特に大恐慌を経験して人達は。私も500ドルをひいおばちゃんの冷凍庫から発見したよ!
・ それは本当かも。友人のお母さんが亡くなった時、ポケットとか、額縁の中とかから400万くらい見つかったって。やっぱり大恐慌を経験していて、銀行を信頼してなかったらしい。
・ いやあ、私だったら、取っちゃうかも。たとえ1円でも見つけたら自分のものにする。
・ 取っちゃだめだよ。どこで誰が見ているかわからない。テストかもしれないし。
・ そうそう、そんなんでクビになって人生ダメにしたくない、だから取らない。
・ リサイクルショップで働きたい!こんなラッキーなことがあるなら。
・ いや、こんなジャックポットに当たる前にネズミとか虫とか、当たりたくない物に当たるよ。
・ お金が見つかってよかった!

掲載元
https://www.reddit.com/r/UpliftingNews/comments/7li6j1/17050_found_in_coat_donated_to_dallas_nonprofit/
(秒刊サンデー:南ロココ)
情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 親切に寄付されたコートに隠された秘密に全米が驚愕!