ー61歳でNBAに挑戦!アメリカではNBAのサマーリーグの季節。
そんな中ラスベガスのおじいちゃんは出場選手登録をかけてトレーニングに励んでいた!
「今までで一番良い体作りを目指しているんだ。サマーリーグでやりたいと思っているからね」61歳のカルヴィン・ロバーツは言った。
「若い奴らと対等にやりあいたいと思っているんだ。彼らは私を強くしてくれるし、私にはやるべきことがあって、それに向けてやるだけ。誰にも邪魔はさせないよ」
カルヴィンはただプロスポーツ選手にあこがれているというわけではない。彼は実際マジック・ジョンソンのようなNBAの有名選手と戦ったことがあるプレイヤーなのだ。
「マジック・ジョンソンと戦ったあの時が私のバスケット人生で最も輝いていた時だったね」カルヴィンが所属していたミシガンステイトのスパルタンズが勝ったその時の試合では、カルヴィンの活躍はビデオには映っていなかったが、彼は「私はマジック・ジョンソンのショットをブロックしたんです。そう、勝ったんですよ」と言った。
その2年後、カルヴィンは1980年サマーリーグでサンアントニオのスパーズやロサンゼルスのクリッパーズ、アトランタホークスなどで活躍したが、残念ながらレギュラーシーズンの出場選手登録からは漏れてしまった。
「私は大学バスケットを終えてプロで何が求められているかわかっていなかったんです」その時のことを振り返ってカルヴィンが言った。
その後、彼は海外へ。
スペインやイタリア、イスラエルトルコ、イスタンブールなどでプロバスケット選手としてプレーし、オーストラリアではチャンピオンシップで勝利した。海外で十分プレーしたと感じたカルヴィンは、アメリカに帰国、家族を持ち、2014年には彼の若かりし頃の思い出の地、ラスベガスへ。
「自分はまだまだ挑戦できると思っている多くのプレイヤーを見てきました。彼らが私を奮い立たせ、自分もまだやろう!という気にさせるんです」
1月、カルヴィンはジムに入りびたり、筋トレなど、トレーニングを開始。しかし彼はそれだけでは終わらなかった。8つのチームに手紙を送っていた。
「歳をとっているということは、わかっています。それを考えないようにしているというわけではないんです。ただ、私の心と体が、まだまだできると言っているんです。どこかのNBAのチームが私に興味をもってくれる限りは、頑張り続けようと思っています。そして、これから頑張ってみよう、練習をもっとしようと思っている人の励みになれるように続けたいと思っています。もちろん絶対にあきらめません」
ラスベガスのすごいおじいちゃんがアメリカンドリームを掴み取れる日がくるのか?!
―海外の反応