6月20日は「世界難民の日」です。祖国での迫害を逃れ、日本にやってきた人たちを支えようと始まった、「難民ホームステイ」という新たな取り組みを取材しました。
 岐阜県に住む一家を訪れた白いシャツの男性。彼は中東の出身。祖国での迫害を恐れて4か月前に日本に逃れ、難民申請をしています。

 2人の子どもがいる小田さん一家。男性を1泊2日のホームステイに招きました。浴衣を着て、一緒に近くの観光地も回りました。

 「(おいしい)デリシャス?」
 「ああ、とてもおいしいよ」

 どうして日本に来たのかと尋ねると・・・。

 「僕の母国には多くの危険があった。日本はとても平和な国だから、逃れてきたんだ」
 「平和? 平和かあ」

 日本で難民申請が認められる人はごくわずか。申請中は働くことも許されず、経済的にも精神的にも厳しい状況が続いています。

 「この家族と会うまで多くの問題を抱えていた。この家族と出会えて、現実の問題を少し忘れることができた」(難民申請中の男性)

 この「難民ホームステイ」という取り組みは、「難民鎖国」と呼ばれる日本の現状を変えようと、去年3月、東京の大学院生らが始めたものです。

 「難民ホームステイを通して、(難民を)1人の『人』として見られるようになったと皆さんおっしゃる。他の国で起きた事件が、今は○○さん家の○○君の国で起きた事件だから心配だなって、『自分の生活』と『世界』というものをつなげられるようになる」(主催した団体 WELgeeのボランティア)

 これまでに受け入れた家庭は17。少しずつ支援の輪が広がっています。

【WELgee HP】
http://welgee.jp
(20日16:22)