東京・八王子市の施設から行方不明になり、死亡した知的障害のある少年の両親が、将来得られるはずの収入「逸失利益」のあり方を問う裁判の第1回口頭弁論が開かれ、施設側は争う姿勢を見せました。
 2015年9月、重い知的障害のあった松澤和真さん(当時15)は八王子市の福祉施設を出て行方不明となり、その後、遺体で発見されました。和真さんが将来、働いて得られるはずの収入「逸失利益」について、施設側がゼロとしたため、両親は「障害の程度などで差があるのはおかしい」として、男性の平均賃金を基におよそ8800万円の損害賠償を施設側に求めています。

 19日の第1回口頭弁論で、施設側は和真さんが死亡した責任を認めた一方、逸失利益について争う姿勢を見せました。

 「大切な命を預かっている、命に差別はないんだよと、それが皆さんの安全につながれば、福祉につながればと思う」(松澤和真さんの父親、正美さん)
(19日21:50)