東京・江戸川区で17歳の女子高校生への強盗殺人などの罪に問われている男の裁判員裁判で、被害者の遺族が判決を前に取材に応じ、「あくまで極刑を望む」と話しました。
 青木正裕被告(31)は、おととし、江戸川区にある自宅アパートでアルバイト先の元同僚で高校3年生だった岩瀬加奈さん(当時17)を殺害し、性的暴行を加えようとした上、現金などを奪った罪に問われています。

 19日の裁判で、検察側は「性欲目的の卑劣な犯行で、身勝手極まりない」として青木被告に無期懲役を求刑。一方、弁護側は「自首している」などとして、懲役30年が相当だと主張しました。

 19日の裁判では、岩瀬さんの両親が涙を流しながら意見陳述し、「死刑を望む」と述べました。

 「あくまでも極刑を望む。司法には本当に絶望させられた。今までの判例があるので、私はそんなもの関係ないと思う」(岩瀬さんの父、正史さん)

 「娘の最後を明らかにしたい」と裁判に参加した遺族。遺族は、裁判で被告の供述が変遷したことや、弁護側の主張に憤りを感じたと言います。

 「たった7500円(の強盗)と、あの弁護人は法廷の場で言った。そして娘がついていかなければ殺されなかったと」(岩瀬さんの母、裕見子さん)

 「(遺族が)被告に言ったことが全く伝わっていなかった。どれだけ私たちの心を殺せば気が済むのかと思った」(岩瀬さんの姉、伊藤咲貴さん)

 判決は来週23日に言い渡されます。(19日18:18)