女性問題で政務官を辞任した中川俊直衆院議員が、自民党を離党しました。野党側は中川氏に政務官辞任の理由について説明するよう求めていますが、中川氏は姿を見せません。
 「(Q.〔中川議員から〕離党理由についての説明は?)まだ聞いておりませんが、それは大体想像したら分かるでしょう」(自民党 二階俊博幹事長)

 中川議員から離党届が提出されたことを明らかにした二階幹事長。このあと、離党届は受理されました。

 「今回の件につきましては誠に不徳の致すところであり、私を国政にお送りいただいたお一人お一人におわびにあがりたいと思います」(中川俊直氏 FB)

 自身のフェイスブックで“謝罪”の言葉を述べる中川氏ですが・・・

 「フェイスブックで2度書かれておるのに、国会に対して説明できていないというのはいかがなものかと、記者会見も開かれていないわけですね」(民進党 近藤洋介衆院議員)

 民進党などは経産政務官辞任について、中川氏の説明がないなどとして、衆院の経済産業委員会の審議を拒否します。

 「委員会室に議員は1人もいません。中川議員の一連の問題に野党側が反発、経済産業委員会は流会となりました。経済産業会議を開くに至らずと表示してあります」(記者)

 国会審議にも影響を及ぼし始めた中川氏の問題に、自民党幹部もいらだちを募らせます。

 「まず政府与党の側から、ゆるみたるみ、不届きものが出ないように、一人一人が身を律していくことが大切だと、そういうふうに思います」(自民党 高村正彦副総裁)

 自民党では21日朝、二階幹事長ら幹部が中川氏の処遇について協議しました。

 「そもそも倫理にもとる。離党すべき。都議選にも影響する」(自民党幹部)
 「これだけ迷惑をかけて、本人から一つも報告を受けていない。きちんとけじめをつけるべきだ」(自民党幹部)

 党執行部はこの時点で、中川氏に離党届の提出を求めることを確認したのです。午後に中川氏は事務所を通じて離党届を提出。その直後に始まった衆議院の本会議では・・・

 「午後1時を回りました。扉は閉まりました。これより本会議が始まります。結局、中川議員は欠席届を提出したこともあり、姿を現しませんでした」(記者)

 中川氏が所属する自民党・細田派幹部は「かばいきれなかった」と語ります。

 「我々としてはある程度しっかり支援をしていこうと思っていましたけど、なかなかそういう状況にないということで、こういう結果になったということは誠に残念です」(自民党 細田派 塩谷立事務総長)

 一方、与党内にはこんな意見も・・・

 「自分が議員でいられるってことは、一票を入れてくださった方がおられるわけで、そういう方々に対して、まず説明責任があるんじゃないですかね」(石破茂 前地方創生相)

 中川氏はいつまで沈黙を続けるのでしょうか。中川氏の事務所は現在、何らかの形で本人が説明する場を設けることを検討しているということですが、まだ具体的な会見などの日程は公表されていません。(21日18:05)