フランス・パリ中心部のシャンゼリゼ通りで20日夜、警察官3人が何者かに銃撃され、1人が死亡しました。テロとみられ、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出しています。現場からの報告です。
 事件発生当初、現場付近では警察が銃をかまえ、我々も物陰に隠れるなど、緊迫した状況が続きました。

 事件発生は現地時間の20日午後8時50分で、治安当局によりますと、現場に車で乗り付けた男が自動小銃で警察車両に乗っていた警察官に発砲。さらに走りながら、他の警察官にも発砲したということです。この銃撃で警察官1人が死亡したほか、別の警察官2人がけがをしました。警察官を襲った男は、その場で射殺されたということです。

 「発砲音が聞こえたので振り返ると銃撃戦が起きていた」(目撃者)

 犯人は殺人の前科があり、治安当局が把握していました。現地メディアによりますと、警察がパリ近郊の容疑者の自宅を捜索しています。

 「捜査を進めれば、間違いなくテロリストの仕業だと明らかになるだろう」(フランス オランド大統領)

 事件について、過激派組織「イスラム国」系の通信社は犯行声明を出しましたが、事件との関わりは分かりません。

 一方、フランス大統領選の2日前に起きた今回の事件で、主要候補のマクロン、ルペン両候補は、21日の選挙活動を中止するとしています。(21日11:32)