豊洲市場問題を検証する東京都議会の百条委員会で、歴代の市場長4人の証人喚問が行われ、東京ガスとの交渉の一部が明らかになりました。
 「東京ガスの対策は東京都の合意のうえで法的責任をきちんと果たしている。環境基本条例にのっとった対策をしていると認識している」(比留間英人 元市場長)

 「東京ガスが主張するとおりで、我々が合意に反したという意識は全くなかった」(森沢正範 元市場長)

 4人の元市場長の証人喚問は4時間半にわたって行われました。このなかで、土壌汚染対策費用について、東京ガスが78億円を支払うのを最後に追加負担を求めない協定を決裁した岡田元市場長は交渉の一部内容を明らかにしました。

 「追加負担はないようにしてほしい、これが絶対的な条件のような意味合いで東京ガスから求められた。将来の負担が起きることはないだろうということを考えて合意をした」(岡田至 元市場長)

 岡田氏は、「東京ガスがすでに条例に基づいた土壌汚染対策を済ませていたことから、法的な責任は果たしていた」との認識を示したうえで、東京ガスが自主的に78億円を支払うにあたり、「追加負担がないことを明確にしてほしい」との要求を受け入れざるを得なかったと証言しました。

 19日は、用地取得交渉のキーマン、浜渦武生元副知事が証人として出席する予定で、浜渦氏が「水面下で行った」とする東京ガスとの交渉の内容がどこまで明らかになるのかが注目されます。(19日06:57)