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緊急地震速報の“過大予測”、6割以上「しかたない」

  • 2018年02月21日 17:16:00

 先月、2つの地震を混同し震度を過大に予測して発表された緊急地震速報について、6割以上の人が「しかたがない」などと受け容れていることがわかりました。
 先月5日、富山県と茨城県沖でほぼ同時に起きた2つの地震を混同したために発表された緊急地震速報について、日本大学の中森広道教授は今月上旬、速報を屋内で見聞きした20歳以上の東京都民にインターネット上でアンケート調査を実施しました。まず、緊急地震速報が、揺れの強さを過大に予測したため東京では体に感じる揺れが観測されなかったことについて尋ねたところ、最も多い回答は「しかたがなかった」の48%で、「特に問題ではない」と合わせて65.5%が、予測の誤りをとがめずに受け容れていることがわかりました。

 一方、緊急地震速報が発表されたにもかかわらず揺れがまったく観測されなかった場合に何を望むか尋ねたところ、「誤った予測であったことを速報してほしい」が40%にのぼったほか、「実際の震度が、予測された震度と大きく違う場合」や「少し違う場合」も合わせると、予測された震度と実際の震度との間に「差」が生じた場合に速やかな説明を求める人が8割以上を占めています。

 「揺れなかった地域は『なぜ緊急地震速報が出たのか』という事が一切、説明・速報がなかった。そういうことに対して、きちんと情報が欲しい方が多い」(日本大学文理学部 中森広道教授)

 調査を行った中森教授は、「気象庁には情報の『受け手』が抱く疑問や不安を解消するための努力や工夫が必要ではないか」と話しています。(21日14:40)
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