15日、ミスタードーナツが驚きの商品を発表しました。外食業界では思い切った方向転換が相次いでいますが、その背景には、一体、何があるのでしょうか。
 ミスタードーナツの新商品発表会。おなじみのドーナツではなく、パスタやピザが並んでいます。その名も「ミスドゴハン」。大きな路線転換の背景にはなにがあるのでしょうか。

 「(ミスドは)おやつですね」(女性)
 「朝、昼ではない」(女性)

 朝や昼時の客数の伸び悩みです。おやつのイメージが強いドーナツ頼みの一本足打法では、朝やランチタイムに客を呼び込めないというのです。そこで、ドーナツよりも単価が高いパスタやピザなどで生き残りを図ります。

 「食事系だけで約5%の全店での(売り上げ)アップを考えている」(ダスキン 山村輝治 社長)

 一方で、メニューだけにとどまらず、店の看板さえも変える企業もあります。

 「お待たせしました、中華そばです」

 お手頃価格のラーメンで知られる「幸楽苑」です。

 「安くておいしいから、よく利用している」(客)

 幸楽苑はラーメン1杯=290円という安さで客をつかみ、店を増やしてきました。しかし、ラーメン市場の競争が激化。全体のおよそ1割に当たる店舗の閉鎖を決めるなど、苦戦を強いられています。そこで、幸楽苑が扱うと決めたのが、なんとステーキ。

 「『いきなり!ステーキ』にはすごく客が来ていると聞いていた。新しい可能性があるのではないかと思った」(幸楽苑HD 平松葉月さん)

 「いきなり!ステーキ」とフランチャイズ契約を結んだのです。これまでの低価格路線を見直し、既存の店を客単価が高いステーキ店に変えていくことで収益の改善につなげ、巻き返しを図ります。

 消費者の嗜好が多様化する中、思い切った方向転換は売り上げアップにつながるのでしょうか。(15日14:17)