520人が犠牲となった日航機墜落事故から12日で32年です。墜落現場となった御巣鷹の尾根では、遺族らが慰霊登山を行いました。
 事故現場の群馬県上野村では、早朝から花束を持った遺族が御巣鷹の尾根を目指す姿が見られました。事故から32年。遺族の高齢化が進み、杖をつきながらゆっくりと歩く姿が目立ちました。

 「83歳です。かなりきつくなりました。普段は心の中で会話してますから、娘を近くに感じてはいるんですけど」(娘を亡くした 吉田公子さん)

 今年は三十三回忌の節目の年で、これを機に墓標を新しいものに替えた遺族もいました。

 「目印があることが今後、子どもとか、孫とか登ってくれたときの目印があった方がいいかなというのもあって、作りました」(父を亡くした 内野理佐子さん)
 「三十三回忌だし、ぜひお参りに行こうと、亡くなられた方へ慰霊したいと」
 (Q.何と言葉をかけた?)
 「『やっと来ましたよ』と」(おじを亡くした 佐々木雅人さん)

 午前10時半、慰霊碑「昇魂の碑」の前で安全を願う鐘が鳴らされ、犠牲者を追悼する行事が行われました。御巣鷹の尾根は公共交通機関の安全を訴える場として、来年以降も慰霊式典などが続くことになっています。(12日16:19)