※動画配信は終了しました。
 中国有数の観光地、九寨溝で発生した地震は、これまでに死者が19人にのぼっていて、現場では救助活動が続いています。九寨溝のふもとの村から報告です。
 世界遺産・九寨溝のふもとにあります、チベット族の村です。被害が大きかった地域から車で1時間ほどのところにあります。地震の際、こちらでも揺れを感じたということで、一部壁にひびが入るなどの被害があったということですが、あちらのチベット寺院にも古い建物にも特に目立った被害はありません。

 私たちは10日朝、九寨溝に入ろうとしたのですが、まだ緊急車両の通行しか許可できないということで、被災地に入ることはできませんでした。

 中国共産党の機関紙・人民日報によりますと、これまでに19人の死亡が確認され、343人が負傷したということです。しかし、中国の国営テレビが伝える現場の映像を見ると、倒壊した建物もあるようで、被害はさらに増える可能性があります。

 これまでに日本人観光客が被害に遭ったという情報はありませんが、地震発生の少し前に土砂崩れがあった地域を通り過ぎたという団体もあったようです。

 「私達が茂県を通り過ぎた1時間後に土砂崩れになって、そのおかげで茂県にとまることができなかった」(旅行会社の添乗員)

 地震発生当時、九寨溝のホテルにいたという日本人の親子にも話を聞くことができたのですが、立っていられないほどの揺れで、ホテルのロビーのガラスの天井が落ちてくるのを避けながら避難して、駐車場でバスタオルにくるまって一晩を過ごしたということでした。

 9日まで避難してきた人であふれていた空港は、10日はフライトが再開し、通常の状態をとり戻しました。こちら、ふもとはだいぶ落ち着きを取り戻してきた感もありますが、地震が発生した現場では今も懸命の救助作業が続いています。(10日13:46)