【6月20日 AFP】フランスの首都パリ(Paris)のシャンゼリゼ(Champs Elysees)通りで19日、ガスボンベなどを積んだ乗用車が警察車両に突っ込み、乗用車側の運転手が死亡した。同国の内相は「攻撃未遂」だったという見解を表明。捜査関係筋によると、運転手はテロ関連の監視対象リストに入っていた男だった。

 警察筋がAFPに明かしたところによると、犯行に使われた車はルノー(Renault)の「メガーヌ(Megane)」で、車内からカラシニコフ銃1丁に加え、複数の拳銃とガスボンベが見つかった。

 事件当時の様子を映した動画には、警察車両にぶつかった後、店舗や映画館などが立ち並ぶ有名なシャンゼリゼ通りの真ん中に停止した犯人の車から、オレンジ色の煙が噴き出している様子が映っていた。

 フランスでは、過激派が警察と軍を襲撃する事件が後を絶たない。複数の捜査関係筋によると、死亡した運転手は31歳の男で、「過激イスラム運動」への参加を理由に2015年から治安当局の監視対象となっていた。

 ジェラール・コロン(Gerard Collomb)内相は、「フランスでまた治安部隊が標的になった」と述べ、今回の事件について「攻撃未遂」だったという見方を示した。さらに、車内で見つかった武器や爆発物には「この車を吹き飛ばす威力があった」ことも明らかにした。

 警察側にも通行人にもけが人は出なかった。検察の対テロ部門が事件の捜査を開始した。(c)AFP/AFPBB News