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『Forbes JAPAN』が「日本の起業家ランキング2020」を発表



経済誌『Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)』が「日本の起業家ランキング2020」を発表した。同誌が2014年からスタートさせたランキングで、これからの日本を支える起業家を表彰するという主旨を掲げている。11月28日(木)に東京都千代田区のパレスホテル東京にて、ランキングの発表・表彰と有識者によるトークセッションなどを含むカンファレンスイベント「Forbes JAPAN CEO Conference 2019」が開催された。



企業のイノベーションに必要なものは何なのか?


イベントは、まず「未来を創る企業」について語り合うキーノートセッションからスタート。登壇したゲストは、サイバニクス技術を活かした大学発ベンチャーのCYBERDYNE株式会社の代表取締役社長/CEOの山海嘉之氏、一橋ビジネススクールの教授で、競争戦略論やイノベーションが専攻分野の楠木建氏、コンサルティング事業などを通じてイノベーターを支援するアスタミューゼ株式会社の代表取締役社長の永井歩氏。モデレーターは『Forbes JAPAN』の藤吉雅春編集長が担当した。



壇上では12月25日に発売の『Forbes
JAPAN』でも掲載される、「日本で最もイノベーティブな会社ランキング2020」が発表された。ランキングは3つの指標に分かれていて、資本効率が基準の「イノベーション効率指標ランキング」の第1位が武田製薬。組織外の技術や知識を取り込んでいるかどうかが基準の「オープンイノベーション指標ランキング」の第1位が東京ガス。人材が基準の「イノベータ集積度ランキング」の第1位が任天堂となった。藤吉編集長によるとランキングを通じて未来を予測するという狙いがあり、世界中のイノベーションに関する情報を集めているアスタミューゼの永井社長にランキング制作を依頼したという。



セッションの話題は「日本でグレートカンパニーを作り出すために必要なものは?」へと展開し、山海氏は自由度の高い「生み出していく場」「育っていく場」が必要と指摘。チャレンジできる場が、未来そのものを作る場になると語った。また、楠木氏は切実な需要がイノベーションを加速させると語り、目の前にある切実な需要を解決することこそが企業のイノベーションの原点であるべきではないかと持論を述べた。



強い問題意識を持つ起業家たちがトップ3に選ばれた



※株式会社メドレーの瀧口浩平氏


キーノートセッションに続いて、いよいよ「日本の起業家ランキング」の発表と表彰。会場ではベスト10のランキングが発表されたが、栄えあるベスト3は以下のとおり。第3位は株式会社メドレーの瀧口浩平代表取締役社長と豊田剛一郎代表取締役医師。第2位は株式会社エクサウィザーズの春田真取締役会長と石山洸代表取締役社長。第1位はスマートニュース株式会社の鈴木健代表取締役会長兼社長CEOと浜本階生取締役COO兼チーフエンジニア。




※株式会社エクサウィザーズの石山洸氏


トップ3社にはそれぞれ社会問題に取り組んでいるという共通点があった。テクノロジーを活用した事業やプロジェクトを通じて「納得できる医療」の実現を目指すメドレー。AI技術で超高齢化社会の介護などの社会課題の解決を目指すエクサウィザーズ。分断化された社会の解決も目指すスマートニュース。キーノートセッションにおいて、切実な需要がイノベーションにつながると語られたが、それを実証するようなランキングになったと言えそうだ。




※スマートニュース株式会社の鈴木氏


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