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【日本三大パワースポット】分杭峠・富士山・あと1つはどこ?なぜパワーがあるといわれているのか?


日本全国にはパワースポットと呼ばれる場所が点在しています。なかでも日本三大パワースポットに挙げられるのが、長野県の「分杭峠」、静岡県・山梨県の「富士山」、石川県の「珠洲岬」です。誰が決めたのか定かではありませんが、いずれもユニークだったり、風光明媚だったりするため、一度は訪れたいスポットといえます。今回は、それぞれの特徴や歴史、見どころをご紹介します。
珠洲市の見附島
珠洲市の見附島

未知のエネルギーの集積があるとされる「分杭峠」(長野県伊那市)


分杭峠
©️伊那市観光協会

長野県の伊那市長谷と下伊那郡大鹿村との境に位置する「分杭峠(ぶんくいとうげ)」は、標高1,424mの峠です。江戸時代に、高遠藩が領内を明確にするために、峠の上に「従是北(これよりきた)高遠領」と刻んだ石柱を建てたことがはじまりです。

また、古くから静岡県浜松市天竜区にある「秋葉神社」へ向かう秋葉街道の峠のひとつでもありました。

秋葉街道は、西日本の地質を内帯と外帯に二分する中央構造線の断層谷を利用した街道であることから、分杭峠は中央構造線の谷中分水界にあたります。なお、分水界とは隣接している流域間の境界線のことです。

なぜここがパワースポットとして有名になったかといえば、中国で「気の場」を発見した張志祥(ちょうししょう)氏が来日したときに、分杭峠にゼロ磁場があることを発見したからです。それからメディアで取り上げられるようになり、全国的にパワースポットとして知られるようになりました。

中国の湖北省連花山にあるゼロ磁場地帯は、「人が幸せになれる場所」とされており、多くの観光客が癒やしを求めて訪れているそうです。ゼロ磁場には未知のエネルギーの集積があるといわれているのです。

分杭峠入り口
©️伊那市観光協会

「気場」もしくは「ゼロ磁場」と呼ばれる分杭峠の場所に行くためには、2024年から運行を開始した定期路線バス「分杭気の里ライン」を利用すると便利です。バスの車窓からは、のどかな里山の風景を望むことができますよ。

そして、ゼロ磁場は、バス乗降場から北側の谷へ降りて行った場所とされています。そこには神社仏閣はなく、巨木や巨石といった信仰の対象も存在しません。しかし、木製ベンチが設置されていて、のんびりと過ごすことができます。

人によってはクラクラしたり、手のひらがビリビリしたりするとか。何も感じなかったとしても、自然の中で癒やしのひとときを過ごせそうですね。

分杭峠
住所:長野県伊那市長谷市野瀬
電話:0265-96-8100(一般社団法人 伊那市観光協会)
営業期間:4月中旬~11月中旬 ※冬期期間は閉鎖
定休期間:11月中旬~4月中旬
交通アクセス:JR飯田線「伊那市駅」下車、タクシー約55分
駐車場:峠付近には駐車場がありません。南アルプス長谷戸台パーク(仙流荘)から定期路線バスをご利用ください。
公式サイト:https://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/bungui/bungui.html


古くから信仰の対象として崇められてきた「富士山」(静岡県・山梨県)


富士山
近年、パワースポットとして注目を集めつつある「富士山」は、古くからの信仰の対象でした。孤高で美しいだけでなく、荒ぶる噴火により、神が住む山として畏れられてきたのです。

はるか昔の人々にとって富士山は、遠くから眺めて崇拝する「遙拝」の対象でしたが、平安時代後期から、日本古来の山岳信仰と密教などが習合した「修験道」となり、「登拝」する山になっていったのです。江戸時代後期には、富士山を信仰する人々によってつくられた集団「富士講」が関東を中心に大流行し、多くの人々が富士登山や白糸ノ滝などへ巡礼を行うようになりました。

そんな日本一のパワースポットといえる富士山に登頂するのもいいのですが、難しい場合は、富士山の周辺にあるパワースポットを訪れるのも一興です。

白糸の滝
白糸の滝

東海地方最古の社「富士山本宮浅間大社」のほか、富士山の絶景を拝める「新倉富士浅間神社」、金運アップのご利益があるとされる「新屋山神社」、国の名勝や天然記念物に指定されている「白糸の滝」などがあります。

飛行機から見た富士山
©️あやみ

確かに富士山は東海道新幹線の車窓や、飛行機の窓から見えるだけでテンションが上がりますよね。

富士山はもちろん、周辺の気になるスポットをぜひ訪れてみてくださいね。富士山を眺めるだけでその美しい佇まいに魅了され、不思議とパワーをもらえます。

富士山
住所:静岡県・山梨県
交通アクセス:詳しくはこちらをご覧ください。
公式サイト:https://www.fujisan-climb.jp/index.html


暖流と寒流の合流地点!美しい岩礁が見られる「珠洲岬」(石川県珠洲市)


金剛岬(石川県)
金剛岬

「珠洲岬(すずみさき)」とは、石川県能登半島の北東端に位置する禄剛崎(ろっこうさき)や金剛崎、長手崎、遭崎(あいさき)といった岬の総称です。能登半島国定公園に属し、高さ40〜60mの海岸段丘が続いています。

姫島のほか、鬼島、神島、能登二見、義経の舟隠しなどの美しい岩礁が見られるのも魅力のひとつです。

そんな「珠洲岬」は、「聖域の岬」とも呼ばれ、暖流の対馬海流と寒流のリマン海流の一部が合流する珍しい場所にあることから、そこに“気”がある=パワースポットとされています。

この合流地点は北緯38度付近にあり、日本の南限と北限の植物の境界線になっていたり、それぞれの海流で生まれ育った魚が混ざり合ったりしていることも、“気”があるとされる一因になっているようです。現に「珠洲岬」は磯釣りのスポットとして人気です。

ここは見どころが盛りだくさんで、712年にインドから来た法道といわれる仙人が天へ登るための修行を行ったと伝えられる「青の洞窟」をはじめ、絶景を楽しめる高さ9.5mの空中展望台「スカイバード」、珠洲市高屋町から狼煙まで続く10.7kmの「岬自然歩道」などがあります。

石川県珠洲岬ランプの宿
また、「珠洲岬」には、創業444年の「ランプの宿」も! かつては舟でしか辿り着くことができなかった奥能登の一軒宿の温泉です。館内には約50個のランプが灯り、幻想的な雰囲気。洞窟風呂からは朝日や月光を拝むことも可能です。

しかし、2024年1月1日に起こった能登半島地震により被災。とはいえ、能登半島震災で海岸全体が約1.4m隆起したことにより、ランプの宿は奇跡的に地震・津波から守られたそうです。

そして、2024年4月24日に「ランプの宿特別記念館」としてリニューアルオープン。日本独自の歴史的建造物と先進的ビラリゾートを融合した施設として楽しめるようになりました。

能登半島地震の復興のためにも、気になる方はぜひ訪れてみてくださいね。

珠洲岬
住所:石川県珠洲市三崎町寺家
電話:0768-82-7776(珠洲市観光交流課)
交通アクセス:JR「金沢駅」西口から珠洲特急バスで「すずなり館前」下車、「すずなり館前」から木の浦線の狼煙・木の浦方面行きバスに乗車し「葭ヶ浦」下車、徒歩約10分
公式サイト:https://www.hot-ishikawa.jp/spot/detail_5650.html


[参考]
おいでな伊那|一般社団法人 伊那市観光協会
伊那市
世界遺産富士山 とことんガイド|静岡県
ほっと石川旅ねっと|石川県観光公式サイト

※写真は現在の状況と異なる場合があります
[Photos by Shutterstock.com]

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