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【北海道】「えづらファーム」に聞く、野菜の収穫体験やピザ作りも楽しめる“ファームステイ”の魅力




はじめに


「都会の生活を抜け出して、非日常を味わいたい」「自然のなかで土や緑に触れて癒されたい」。そんな人におすすめしたい旅のスタイルが「ファームステイ」。特に北海道では、その広大な敷地と大自然を生かし、農作業はもちろん、さまざまなアクティビティを体験できる農家民宿が注目を集めています。今回は、本格的な農業から家族で楽しめる田舎暮らしまで、幅広い体験を提供している「えづらファーム」さんに、農家民宿の魅力を伺いました。
北海道の「桁違い」の自然に圧倒!

北海道の「桁違い」の自然に圧倒!


▲えづらファームの農場

旭川空港から車で約1時間半、紋別郡遠軽町白滝という小さな村に農家民宿「えづらファーム」はあります。周囲にコンビニやレストランはなく、隣家は1kmも先。街灯もほとんどないため、天気の良い夜には天の川がくっきりと見え、野生動物に遭遇するのも日常茶飯事。
「初めてこの場所を訪れた時、自然のレベル、田舎のレベルが桁違いだと感じました」と語るのは、えづらファームを営む江面陽子さん。約10年前、夫婦で東京から北海道に移り住み、3年間の農業研修を経て、ここ遠軽町で新規就農。じゃがいもやスイートコーン、小麦などを生産する傍ら、自宅や別棟を農家民宿(ファームステイ)として提供しています。

▲えづらファームの民宿とその前に広がる畑

江面さんに、農家民宿を始めたきっかけを伺いました。
「親子3代で住んでいた家を自宅として譲り受け、部屋がたくさん余っていたので、何か有効活用できないかと考えていました。実は農家の生活というのはとても忙しく、皆さんが想像するいわゆる“スローライフ”とは違うかもしれません。でも私たち家族は、この圧倒的な自然に寄り添って暮らす生活の豊かさや、農業の楽しさを毎日感じています。それを他の人にも共有したい! と思ったのが、民宿を始めたきっかけです」

▲民宿の内観

えづらファームでは、自宅の2階に泊まる「ホームステイ」と、別棟の一軒家を丸ごと借りる「一棟貸し」という2種類の宿泊スタイルを用意しています。春~秋の農作業期は、住み込みで働く農業ボランティアたちに自宅の空き部屋を提供しているため、旅行者には「一棟貸し」を利用してもらっているそうです。
「母屋から200mほど離れた別棟なので、私たちと程よい距離感を保ちながら滞在できます。この辺りは観光地ではないので、ファームでの農業体験や田舎暮らし、自然の美しさを存分に楽しんでいただきたいですね」と、陽子さん。
地平線が見える広大な麦畑を散歩し、自家製ピザ窯でピザ作り

地平線が見える広大な麦畑を散歩し、自家製ピザ窯でピザ作り


▲麦畑ウォークの様子(防疫の為、畑に入る際は専用の長靴を着用します)

えづらファームの農業体験のなかで最も人気なのが、「農場diary」というアクティビティ。合計42ha(東京ドーム約9個分!)もある広大な畑をガイド付きで散歩し、ファーム内で育てている野菜の収穫を体験。その後、その時期に一番景色のいい場所に移動し、収穫した野菜を使ってピザ作りに挑戦します。具はもちろん、生地も、窯までもファームのお手製で、美しい風景を見ながら食べる焼き立てピザは絶品なのだとか!
▲窯焼きピザ

広大な北海道の農場ならではの農業体験を提供するえづらファームですが、お客さんに楽しんでもらうために工夫していることはありますか?
「アクティビティとして農作業がしたい方と、農家が普段している本物の農作業をしたい方、それぞれに合ったプランをご用意するようにしています。また、ここでしかできない貴重な体験をしてもらうことも大切にしていますね。例えば、もぎたてのアスパラやスイートコーンを生で食べたり、ニラの花や木の実を食べたり、普段口にすることがないものを召し上がっていただくと、その美味しさに皆さんとても感動されますよ。それから広い麦畑の中を、遠くに地平線を見ながら散歩するというのも、北海道の大規模農場ならではの体験として楽しんでもらえることが多いですね。」

海外からも、大自然の中での農業を体験したいという方が多く訪れるそうですね。
「シンガポールの方だと、そもそも自国に農業という仕事がないので、見るものすべてが初体験という場合も。また、子どもの食育にと親子で滞在される方も多く、本物の野菜の美味しさを知ることができたと、喜んでいただけました」
季節によって違う体験ができるのも農家民宿の魅力

季節によって違う体験ができるのも農家民宿の魅力


▲じゃがいも畑(防疫の為、畑に入る際は専用の長靴を着用します)

自然を楽しむファームステイだからこそ、季節によって体験できるアクティビティもさまざま。春は山菜採り、7月中旬にはじゃがいもの花が見頃となり、麦畑は黄金色に。冬は農作業ができない代わりに、雪原ツアーやかまくら作りを楽しむことができます。何度訪れても、その度に自然の新たな表情や新たな美味しさに出合えるのも、農家民宿の魅力のひとつようです。

「私たちが農業を始めた理由として、どんなに仕事が忙しくても家族で同じ時間を過ごせる、という点が大きかったんです。夫婦で同じ仕事をして、今は娘も手伝ってくれるので、いつも家族3人一緒にいられるのはすごく幸せなことだと思います」という陽子さん。

そんな家族が迎えてくれるえづらファームでの滞在は、農業の楽しさや自然の素晴らしさを知るとともに、自分の中の価値観や幸せの形を見つめ直す時間になりそうです。


■えづらファーム
住所:北海道紋別郡遠軽町白滝北支湧別152-3
電話番号:0158-48-2050
料金:1名1泊素泊まり6,000円(6~15歳は半額、6歳未満は無料)
   1棟貸しの場合は、大人2名様以上のグループで宿泊可能
※現在、7月10日宿泊分より「一棟貸し」のみ仮予約を受け付け中。今後の新型コロナウイルスの影響により、営業状況等が変わる場合があります。

おわりに


昨今の農業への関心の高まりもあり、利用者が増加しているという農家民宿。どこまでも続く地平線に満天の星空など、普段見ることができない景色を味わいにあなたも出かけてみてはいかがでしょうか。
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