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【台湾情報】製法にも素材にもこだわりあり。オーナーの思いが詰まった和スイーツ。




はじめに


日本的なモノやコトが広く受け入れられている台湾。日本のモノづくりに影響を受けたという台湾人クリエイターによる“ジャパニーズ・スタイル”に出合うことも少なくありません。長崎カステイラが人気の「初心菓寮」もそのひとつ。伝統製法と素材にこだわって作られる和スイーツは、とっておきのギフトとして選ぶローカルも。純和風の甘味処を併設したショップも好評です。
小麦粉、砂糖、卵が生み出す特別な味。長崎カステイラに魅せられて。

小麦粉、砂糖、卵が生み出す特別な味。長崎カステイラに魅せられて。


「初心菓寮」を手がけているのは、スイーツの名店「Amo阿默蛋糕」。創始者の周正訓氏が日本滞在中に食した長崎カステイラに衝撃を受けたことから「初心菓寮」の物語は始まります。“小麦粉、砂糖、卵……わずか3種類の材料で、見た目にも食感にも個性がある、これほどのスイーツが生まれるとは。これは“シンプル・イズ・ベスト”というAmoが貫くコンセプトにも合致する。この奥深い味わいを台湾の人々にも伝えたい”。そう決意し、2年の準備期間を経て、2015年に「初心菓寮」をオープンさせました。 日本情緒あふれる空間で、こだわりの和スイーツに舌鼓。

日本情緒あふれる空間で、こだわりの和スイーツに舌鼓。


店名に冠した“初心”には、Amoを立ち上げた際の“シンプル・イズ・ベスト”の精神、品質へのこだわりを貫くべし…という思いが込められています。店舗は複合経営で、1階は長崎カステイラ専門店、2階は甘味処。畳敷の個室を擁するなど、茶室を彷彿とさせる甘味処では、和スイーツと軽食がいただけます。 底に残るザラメは、長崎カステイラの証。

底に残るザラメは、長崎カステイラの証。


看板商品の長崎カステイラは、伝統製法に忠実に作られる自信作。油分を一滴も使うことなく、7種の砂糖と小麦粉、卵の黄金比によって生み出される生地が美味しさの決め手。底部にザラメを残した本格派で、密度の高いしっとりしたスポンジに焼き上げています。 カステイラから作るラスクは、止まらない美味しさ。

カステイラから作るラスクは、止まらない美味しさ。


「加壽手以羅壽久(カステラスク)」は、カステイラをスティック状に切ったものを弱火でやさしく焼いて作られるラスク。サクサクと軽い食感と蜂蜜の甘い香りは、食べ出したら止まらない美味しさです。

サクサクといえば「方寸菓」も見逃せない一品。これはスペインから日本に伝わった干菓子“ポルボロン”。一口齧るとバターとアーモンドの香りが口いっぱいに広がるキューブ型のスイーツで、年の初めに食べると福が来るという言い伝えもあるそう。沖縄産の黒糖、日本産の有機きなこ、徳島産の和三盆糖の3つのフレーバーが選べます。 外国人に好まれる抹茶フレーバーは、台湾でも根強い人気。

外国人に好まれる抹茶フレーバーは、台湾でも根強い人気。


宇治抹茶を使った抹茶ケーキは、抹茶リキュールを効かせた大人の味。口当たりはしっとり、濃厚な抹茶の香りが口いっぱいに広がり、後味の余韻も抜群です。 日本式の“菓子折り”には、特別感が漂います。

日本式の“菓子折り”には、特別感が漂います。


ギフトとしてのニーズも高く、化粧箱に好みの商品を詰め合わせて購入することが可能。手みやげとしてはもちろん、“彌月”と呼ばれる出生祝いの挨拶品としても選ばれています。 ボリューミーな抹茶パフェは、飽きない食感がポイント。

ボリューミーな抹茶パフェは、飽きない食感がポイント。


甘味処のメニューは、どれも魅力的。こちらの看板メニューは「青紅皂白」。“色とりどりの”という名の正体は、豪華な抹茶パフェ。濃厚な抹茶が香る特製抹茶ソフトを主役に、抹茶寒天、あずき、白玉だんご、煎り大麦をオン。ウエハースの代わりに添えられているのは、人気商品のカステラスク。さまざまな食感が楽しいと好評で、季節を問わずオーダーが集まる一品です。 “QQ”と表現されるモチモチ感は、人気獲得の必須条件。

“QQ”と表現されるモチモチ感は、人気獲得の必須条件。


そして、台湾では、まだまだ珍しいわらび餅。台湾のサツマイモ由来のでんぷんを使った特製のわらび餅に、たっぷりの有機きなこ、沖縄黒糖の蜜をかけていただきます。
モチモチした食感が好まれる台湾では、醤油だんごも人気。刻み海苔と煎り玄米が添えられていて、好みでつけるスタイルです。
台湾のあずきで作るおぜんざいは、塩昆布つきの本格派。

台湾のあずきで作るおぜんざいは、塩昆布つきの本格派。


肌寒い日にオーダーしたいのは、おぜんざい。台湾にも“紅豆湯”と呼ばれるものがありますが、こちらのお餅はモチ米の粉で作ったもの。初心のおぜんざいは、白玉だんごを入れた日本式です。香り高い大粒のあずきは、名産地・屏東産の“8号紅豆”。絶妙なつぶつぶ感を残して煮込んだ食感が自慢です。特筆すべきは、箸休めとして、塩昆布などの“しょっぱい系”が添えられていること。塩気の付け合わせがあるのは、甘味処ならでは。本格的なおぜんざいが味わえます。

おわりに


年輩者との台湾旅行では「日本のものが食べたい!」と言われることも。そんなときに思い出してほしいのが「初心菓寮」です。もちろん、台湾で愛されている和スイーツの実力を確かめにいくのも◎。甘党なら必食のアドレスです。

◆初心菓寮
住所:台北市內湖區文德路86號 1F(ショップ)、2F(甘味処)
電話:+886-2-2659-2389
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