はじめに
絵本「ふたりはともだち」の“がまくんとかえるくん”をご存知ですか？
1972年に刊行されてから、全部で4冊のシリーズがあります。
今では絵本のキャラクターを再現した、ぬいぐるみやインテリアなどが発売され、女性を虜にしているようです♡
ご存知でない方にも、そうでない方にも、「がまくんとかえるくん」シリーズの魅力をご紹介します。
「がまくんとかえるくん」シリーズをおすすめする理由① 学校で習った思い出
絵本作家のアーノルド・ローベルの「がまくんとかえるくん」シリーズ。
「ふたりはともだち」のほかに、「ふたりはいっしょ」「ふたりはきょうだい」「ふたりはいつも」の全4冊が出版されています。
この作品やキャラクターが身近に感じるのは、小学校の国語の授業で読む機会があったからではないでしょうか？「おてがみ」という短編を習った方も多いですよね。
「おてがみ」のあらすじをご紹介しますね。
今まで一度も手紙をもらったことがないと言う“がまくん”に、親友の“かえるくん”ががまくん宛に手紙を書いて、かたつむりに預けて届けるようお願いします。
当然、なかなか手紙が届かないのですが、がまくんとかえるくんはしあわせな心持ちで、玄関で待つという物語です。
友達がいることの喜びや思いやりの心を教えてくれる、ほっこりと癒される「がまくんとかえるくん」シリーズは、世代を超えて愛されています♡
「がまくんとかえるくん」シリーズをおすすめする理由② 大人も心打たれる物語
「がまくんとかえるくん」シリーズは、がまくんとかえるくんの友情を描いた作品です。
子供だけでなく、大人までもが心打たれる理由は、かえるくんの言動にあるんです。
かえるくんは、相手になにか求めるのではなく、相手の喜びだけを考えて行動します。
“ともだち”だからといった、義務感や正義感は関係なく、ただただ「がまくんが好き」という感情。
そこには、「ありのままのあなたでいいよ」というメッセージが込められているんです♡
一見、かえるくんとがまくんの日常を描いただけのように思えますが、目線を変えると、大人の心にも響いてくる内容になっています。
「がまくんとかえるくん」シリーズをおすすめする理由③ イラストの魅力
シリーズ4冊に、20の短編が入った「がまくんとかえるくん」。
くすりと笑えつつも、奥深い物語に魅せられる方も多いのですが、イラストの魅力に引き込まれるファンもいるんです。
「かえる」と「がまがえる」なので、一概には、“かわいいキャラクター”とは言えないかもしれません。
でも、イラストを見るだけで、物語のワンシーンを思い出し、感動が込み上げてくるんです。
鉛筆で描かれたような線画と、やわらかな色彩が使われた素朴なイラストに、ほっと癒される方もいるのではないでしょうか？♡
「がまくんとかえるくん」シリーズをおすすめする理由④ 何度も読みたくなる奥深さ
「がまくんとかえるくん」シリーズは、どの物語も短く、あっという間に読み終わってしまうものばかりです。
でも、その短い物語は、内容が深く、何度も読み返したくなります。
そして、さまざまなキャラクターが出てくるのも、楽しく読めるポイントです。
読み終われば、心がほんわか温かくなるのを感じますよ。
やさしい物語を子供たちにたくさん読んであげたくなりますし、大人でも魅了される作品なので、お友達にプレゼントとして贈っても素敵ですね♪
おわりに
「がまくんとかえるくん」シリーズは、小さい頃に読んだきり……という大人にも、今だからこそ改めて読み直してほしい絵本です♪
心が疲れたとき、なにかに迷ったときに手にとると、ヒントがもらえたり、心が安らいだりしますよ♡
4冊すべて揃えて、手元にずっと置いておきたくなる不思議な魅力の絵本。
ぜひ、この作品を読んで、「心の旅」を楽しんでください。
