はじめに
中国の広大な大地には砂漠あり、九寨溝(きゅうさいこう)などの絶景ありと、世界的にも特異なスポットがたくさんあります。
中でも特別な雰囲気を醸しているのが「レッドビーチ」という名前の付いた、真っ赤なビーチ!
今回は、レッドビーチについてご紹介します。
中国の特異な絶景「レッドビーチ」とは?
中国の遼寧省(りょうねいしょう)盤錦市(ばんきんし)のある、渤海(ぼっかい)海岸にレッドビーチと呼ばれるスポットがあります。
レッドビーチとは英語名称で、正式名称は“紅海灘(こうかいたん)”と言います。
渤海の最奥の場所にあり、遼河とその分流の双台子川、そして小凌河の3つの河の大三角州の一部です。
ちなみに、レッドビーチは葦原湿地景区であり、また水鳥が多いことから鴛鴦溝景区にもなっており、“紅海灘風景区”に指定されている絶景ポイントです。
この紅い風景は、毎年秋限定に見られるんだそう!
中国の特異な絶景「レッドビーチ」は見渡す限り赤い色
レッドビーチの赤い色は、マツナに属する「シチメンソウ」と呼ばれる植物によるもの。
詳しく説明すると、「シチメンソウ」はアカザ科の一年草で、春は淡い赤、夏は紫、そして秋になると深紅色に変色します。
一番の見ごろの時期は9月~10月。
一面深紅色に染まり、そこに一筋の河がうねるように流れていて、レッドビーチ一帯がまさに絶景スポットと言えるんです♡
中国の特異な絶景「レッドビーチ」に生き物は生息しているの?
レッドビーチは、水辺ではあまり見られないような特殊な色をしているので、動物が生息しているようには思えませんが、実は豊かな生態系にめぐまれた場所でもあるんです。
多様な水生生物が生息していて、その水生生物を求めて多くの水鳥たちが飛来するんだそう。
そのため、有数のバードウォッチングの名所でもあります。
タンチョウヅルをはじめ、約200種類以上もの鳥を見ることができるのです。
まさに、動物たちの赤い楽園ともいえるレッドビーチなんですね。
中国の特異な絶景「レッドビーチ」へのアクセス方法
今回は、上海からのアクセス方法をご紹介します。
上海から飛行機で瀋陽(しんよう)まで移動し、その後、瀋陽からは新幹線で盤錦市に向かいます。
盤錦市から、レッドビーチはまでは約50km以上あります。
秋限定でツアーなどが組まれているのでツアーに参加するのが一番わかりやすいでしょう。
それ以外の場合は、タクシーでの移動となります。
バスはわかりにくく、遠回りになる場合があるので、駅でタクシーに乗り込んでレッドビーチを目指すのがいいですね。
ちなみに、現地主催のツアーでは自由行動ができない場合も……。
自由に歩き回れるツアーを探すといいですね。
◆レッドビーチ
所在地:124200 中国大窪県赵圈河镇
電話番号:0427-6881651
おわりに
一面真っ赤に染まるレッドビーチ。
規模も大きく、9月~10月のレッドビーチの美しさは圧巻です!
ちなみに、日本には北海道の網走市の能取湖(のとろこ)も、アッケシソウと呼ばれる植物によって湖面が赤く染まります。
日本と中国両方訪れて、異色の光景を制覇しませんか?♡