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猫? 宿泊先に作品が!? 九州で今話題のアートを体感できるホテル3選




はじめに


いま九州では、芸術作品に囲まれて宿泊できる施設が続々と増えています。パブリックアートが話題のホステルや、客室そのものが作品となったホテルなど、「アート」と「宿泊」を組み合わせて楽しむ動きが広がっています。作品世界に身をゆだねて、いつもと違うホテルステイを体験してみませんか?

文/秋武宏美
旅人を見守る巨大な猫のパブリックアート

旅人を見守る巨大な猫のパブリックアート


建物から飛び出した巨大な猫のオブジェが目を引く「WeBase(ウィーベース)博多」。コミュニティ型ホステルとして2017年7月に博多・土居通りにオープンし、その圧倒的な存在感のパブリックアートがSNSを賑わせています。

高さ3mの巨大なパブリックアート「SHIP’S CAT(シプスキャット)」は、日本を代表する現代美術家・ヤノベケンジ氏の彫刻作品で、大航海時代の「旅の守り神」である猫をモチーフに制作されました。世界中の旅人をサポートするホステルのモニュメントとして、また、日本最古の港湾都市でもある博多のシンボルとして旅人を見守ります。
客室は、ドミトリータイプ、2人部屋、4人部屋の3タイプで、ドミトリータイプは女性専用もあり1泊3,240円~とリーズナブル。164のベッド数を誇り、ホステルとしては九州最大となります。また、館内ではヤノベケンジ氏のドローイング作品を見ることもできますよ。


◆WeBase(ウィーベース)博多
住所:福岡県福岡市博多区店屋町5-9
電話番号:092-292-2322

作品が若手アーティストと宿泊者を繋ぐ


筑後で100年以上続く老舗「明治館」が、2017年1月に「MEIJIKAN」としてリニューアルしました。1Fは主に九州で作られた新刊書を扱う書店と、筑後の美味しい朝食を提供するブック&カフェ。2Fはギャラリースペース、3Fはグループで泊まれる客室、そして4Fは客室一つひとつをアーティストが手がけ、部屋そのものがアーティストの作品になっています。

なかでも部屋そのものが作品となった「アーティストルーム」が注目を集めています。九州在住の若手アーティスト4人が、「筑後」をテーマに1人1部屋をプロデュース。美術作家・平川渚氏による伝統工芸の久留米絣(がすり)の糸を編んだインスタレーションを施した客室など、4部屋に泊まることができます。宿泊料は客室により異なり、1泊8,100円~。宿泊料の一部は作家に還元され、創作支援にも繋がります。
「今日の話、明日みる夢」平川渚
「森の中庭」瀬戸口朗子


◆MEIJIKAN(メイジカン)
住所:福岡県筑後市山ノ井138-23
電話番号:0942-52-5353

別府の風情を残す長屋がアート作品


大分県別府市の南の端に位置する浜脇地区は、別府温泉発祥の地ともいわれ、長屋続きの細い路地など昔ながらの風景が残るエリア。「浜脇の長屋」は、浜脇地区の築100年以上経つ長屋をアーティストとともに改装した宿泊施設です。2012年に別府で開催されたアートフェスティバル「混浴温泉世界」の作品として生まれ、現在は宿泊施設として利用できます。
「天空の庭」(廣瀬智央/2012)
イタリア・ミラノを拠点に活躍するアーティスト、廣瀬智央氏の作品「天空の庭」は、光と闇がせめぎあい、刻々と変化する作品世界を五感で味わうことができます。1Fが作品、2Fの寝室は床が透明のガラスになっており、1Fからの青い光に包まれながら幻想的な空間で眠ることができます。宿泊料は1泊7,980円。 「白い箱」
空き家となり老朽化が進んでいた「天空の庭」の隣の部屋を、まるで内側に箱を入れ込むような建築技法により再生した部屋「白い箱」が2017年4月に登場しました。廊下をぬけると、ギャラリーのような空間が広がり、作家のラニ・マエストロ氏の絵画をゆっくりと鑑賞しながら過ごせます。宿泊料は1泊7,980円。

◆浜脇の長屋
住所:大分県別府市浜脇1丁目3957-3
電話番号:0977-22-3560  



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