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台湾・台中の秘境温泉地「星のやグーグァン」滞在レポート




はじめに


2019年6月、台湾の中南部・台中の郊外、和平区にある谷關(グーグァン)に開業した「星のや グーグァン」。台湾でも有数の温泉地で、その効能をたっぷり堪能できる至極のリゾートです。ホテル周辺にはどこかノスタルジックな街並みや美しい自然もあり、ゆっくりと流れる時間に癒されること間違いなし。旅色プラス編集部がその全貌をレポートします!

「美肌の湯」で注目の温泉地・谷關温泉


台中の郊外という立地もあり、日本人にはあまり知られていない谷關温泉ですが、「美肌の湯」として今台湾で注目の温泉地なんです。台湾の原住民であるタイヤル族が明治時代に発見したことから、かつては「明治温泉」と呼ばれていたのだそう。街のところどころに日本語の表記が見受けられるものの、日本人観光客はまだまだ少ない、知る人ぞ知るエリアです。

「星のやグーグァン」は水と自然を感じる至極の温泉リゾート


台中国際空港から車で約1時間30分、鮮やかな宣伝看板やたくさんのバイクが行き交う街並みから、人気もまばらな田園風景を抜け、温泉街を見下ろす山岳の中腹に佇むのが「星のやグーグァン」。エントランスには湧き水をイメージしたアート作品が展示され、暖かみのある照明と広々とした空間が迎えてくれます。

渓谷の湧き水を活かしたウォーターガーデンでは、水路脇に咲く花々にトンボやチョウが飛び交い、森の中のホテル、といった様子。日本と比較して温暖な気候のため、今の時期でもガーデン内のプールで水浴びしたり、プールサイドのガゼボでまったり本を読んで過ごすことができます。

△プールサイドではドリンクの提供もしているので、グラス片手に本を読む……なんてことも

夕食は会席スタイルのコース料理、朝食は台湾式がおすすめ


夕食はアラカルトとコースから選ぶことができますが、おすすめは台湾の食材を利用した会席スタイルのコース料理。日本料理ではあるものの、台湾で親しまれている蝶鮫(チョウザメ)を南蛮漬けにアレンジするなど、地元食材をふんだんに取り入れているのが特徴です。器には有田焼や備前焼、漆塗りなどが用いられ、ぎゅっと凝縮された日本の食の魅力に改めて気づかされます。
△はた杉板焼き。備前焼の器に、台湾名産の五葉松があしらわれている
△蝶鮫の南蛮漬け。有田焼の器が紙風船のようでかわいい 朝食は台湾式、和食、洋食から選ぶことができますが、台湾式のお粥が断然おすすめ。鶏の出汁と貝柱の入ったお粥はそれだけでも絶品ですが、そこに相性抜群の7種の小菜がつくので、少しずつ味の組み合わせを楽しむことができます。揚げ茄子などのおかずのほか、デザートには台湾スイーツの豆花(トーファ)も味わえます。
△編集部員のお気に入りは、手前にあるカリカリとした食感が楽しいマグロの田麩。台湾では日常的に食べられているのだそう

半露天風呂付の客室で人目を気にせず温泉を満喫


お待ちかねの谷關温泉は全客室に配された半露天風呂で贅沢に堪能! ウォーターガーデンに面した客室「月見」では、浴槽のとなりに湯上がりに寝転がることができるソファも。温泉に浸り、ドリンクを飲みながらソファで涼み、また温泉に入る……という憧れの滞在ができてしまいます。
△お風呂、ソファ、お風呂……というエンドレス湯浴みが叶います

客室露天風呂のほかに、館内には開放的な大浴場もあるのでそちらもぜひ利用して。台湾では露天風呂で水着の着用が求められる施設がほとんどのため、台湾人の利用客の中には裸になることに抵抗がある人もいるのだそう。お部屋に豪華な浴槽があることもあって、タイミングがよければ貸し切り状態になることも! 日本人にとっては日本の温泉文化が定着する前に入っておきたいところです。

△檜が香る内湯のほか、開放的な露天風呂も

谷關ならではの温泉街を散策


こうなるとホテル内で温泉三昧のおこもりがしたくなるところですが……せっかくなので周辺散策もしてみましょう。谷關ならではの自然と温泉文化を楽しむスポットを4つご紹介します。

1.谷關温泉のシンボル・吊り橋
ホテルから徒歩約5分、大甲渓にかかる「捎來(サオライ)吊橋」と「谷關吊橋」では、切り立った渓谷の景色を楽しむことができます。高さはあるものの、吊り橋自体はしっかりしていて、両サイドが高いネットで囲まれているのでご安心を。吊り橋への道すがら目に入る温泉街のレトロな建物も見どころのひとつです。「谷關吊橋」を渡り切ったところは全長1300mメートル、約90分のトレッキングコースの入り口になっています。これからの季節は紅葉が見頃なのでアクティブ派はぜひチャレンジしてみて。


△温泉街で最も古いホテル、谷關飯店はひときわノスタルジックな雰囲気

2.民族衣装で記念写真も撮れるビジターセンター(温泉文化館)
ホテルから徒歩約10分のこちらの施設では、周辺の文化や歴史、観光情報を扱うほか、台湾各地の温泉地の紹介や展示がされています。最初にこの地で温泉を発見したタイヤル族の民俗衣装を着られるコーナーも。
△赤は女性、白は男性を表しているのだそう

台湾ならではの文化に触れられるスポットも


3.地元の人も利用するレストラン
ランチはホテルのスタッフも行きつけだというレストラン「山江客家料理餐廳(サンジャンカージャーリャオリーツァンティン)」へ。家庭料理や蝶鮫を使った地元料理をいただくことができます。
△蝶鮫の炒め物(写真上)はごはんがすすむ醤油味。蝶鮫自体は淡白な白身魚のような食感

4.地元の人の信仰の地「谷關古霊寺(グーグァングーリンスー)」
ホテルから徒歩約5分、煌びやかな装飾が台湾らしさを感じるお寺ですが、建てたのは意外にも日本人。6ドルでお線香を購入し、さっそく参拝。

△参拝の際に線香を頭上に掲げて3回礼をします。このとき心の中で名前、住所、生年月日を唱えてからお願いごとをするのが台湾式。編集部員もしっかり自分をアピールしてから参拝、香炉にお線香を置かせてもらいました。

おわりに


知られざる温泉地・谷關、での滞在レポート、いかがでしたか。今回は2泊3日の滞在でしたが、「星のや」ならではの特別感に浸れるもてなしと、周辺散策、どちらも存分に味わうなら、2泊では足りません! ぜひ3、4泊と長期滞在でゆったり楽しむことをおすすめします。


◆星のやグーグァン
住所:台湾台中市和平区博愛里東關路一段温泉巷16号
電話:0570−073−066(星のや総合予約)
料金:1泊18,000台湾ドル〜
   ※1室あたり、税・サービス料別、食事別
   ※1NT$=約3.48円 (2019年10月時点)

アクセス情報


今回は成田国際空港から台中国際空港へ直行便を就航しているチャイナエアライン(マンダリン航空)を利用しました。1時間の時差を考えると、約4時間弱のフライトで行けるのでとっても便利。台中直行便なので、台湾国内の移動時間も節約できます。

AE267便:成田(13時00分)発~台中(15時50分)着 
AE266便:台中(07時30分)発~成田(12時00分)着

台北からは台北松山空港より台北駅で高速鉄道(新幹線)に乗り換え、台中駅へ。台中駅と、各空港からは事前予約による送迎サービス(有料)があるのでそちらの利用がおすすめです。


チャイナエアライン公式HP




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