はじめに

暑さが厳しいこの時季は、ひんやり爽やかな夏の和菓子で一息つくのも風流ですよね。今回は、涼を感じる人気の和菓子をご紹介。定番の水羊羹や麩まんじゅう、アイス最中など……東京の老舗が手掛ける名品が勢ぞろい!

文/Five Star Corporation つるんと喉を通る、爽やかな水羊羹

つるんと喉を通る、爽やかな水羊羹

水羊羹 260円(1個)

日本人に愛され続ける夏の定番和菓子、水羊羹。この夏は、銀座の老舗和菓子店「清月堂本店」の水羊羹を味わってみませんか? 5月中旬~8月下旬のみ販売されるこちらは、同店の夏の人気No1商品。北海道産小豆を使用した餡はさっぱりとした甘さで食べやすく、水羊羹ならではの滑らかな口溶けでツルンと食べられちゃいます。販売を開始したのは、「清月堂本店」が暖簾を掲げた明治40年の8月。まだまだ残暑が厳しい中、ひんやり冷たい水羊羹はたちまち評判となったそう。当時と変わらぬ味が今なお受け継がれているのも、ファンが絶えない理由のひとつですね。


◆清月堂本店(せいげつどうほんてん)
住所:東京都中央区銀座7-16-15 清月堂本店ビル1F
電話番号:03-3541-5588
営業時間:9:30~19:00、土曜~18:00
定休日:日曜、祝日 売れ切れ必至!300年続く名店の九寿もち

売れ切れ必至!300年続く名店の九寿もち

九寿もち 890円

プルプル揺れる柔らかなくず餅に香ばしい黄粉がたっぷりかかった「九寿もち」は、東京は日本橋を代表する和菓子のひとつ。作っているのは、創業300年を超える老舗の和菓子店「日本橋 長門」です。あの徳川家に御菓子を献上していた由緒あるお店で、戦後に考案したという「九寿もち」が夕方には売れ切れるほど大人気なんです。くず餅の原料といえば関東だと小麦デンプンが一般的ですが、こちらでは本わらび粉を100%使用。余計な物は一切加えず丹念に練り上げたくず餅はふわっと柔らかく、黄粉との相性も抜群です。冷蔵庫で15分ほど冷やすといっそう美味しくなるので、ぜひお試しを。


◆江戸風御菓子司 日本橋 長門(えどふうおかしつかさ にほんばし ながと)
住所:東京都中央区日本橋3-1-3
電話番号:03-3271-8662
営業時間:10:00~18:00
定休日:日曜、祝日 こしあんとみそあん、あなたはどっち派?

こしあんとみそあん、あなたはどっち派?

麩まんじゅう・こしあん(手前)、麩まんじゅう・みそあん(奥)各220円(税抜)

生麩の生地で餡を包んだ麩まんじゅう。笹の葉に巻かれ爽やかな香りをまとった和菓子で、暑い夏にピッタリです。そこで今回おすすめしたいのが、安政3年創業の「青野総本舗」が夏季限定で販売している2種類の麩まんじゅう。ひとつは、よもぎ入りの生地でこしあんを包んだ定番味。こしあんには北海道産小豆を使用し、あっさりとした甘さに仕上がっているのでペロリと食べられます。もうひとつは柚子を練った生地を使い、京都の白みそで作ったみそあんを包んでいます。食べるとほんのり酸味の効いた柚子の風味が口いっぱいに広がり、みその甘さを際立たせていますよ。贈答用としても人気高いので、今年の夏の手土産にいかが?


◆麻布 青野総本舗(あざぶ あおのそうほんぽ)
住所:東京都港区六本木3-15-21
電話番号:03-3404-0020
営業時間:9:30~19:00、土曜・祝日~18:00
定休日:日曜、元日 谷根千のそぞろ歩きには、手作りアイスモナカをお供に

谷根千のそぞろ歩きには、手作りアイスモナカをお供に

小倉アイスモナカ(左手前)、バニラアイスモナカ(右奥)各120円

東京・根津といえば、下町風情が楽しめるエリア“谷根千”のひとつ。老舗が立ち並ぶこの界隈に、甘味処「芋甚」はあります。四代目が営むこちらは、大正元年に焼き芋店として創業し、関東大震災後からアイスクリームをメインに販売。それ以来、自家製アイスクリームを挟んだアイスモナカが看板メニューで、地元民だけでなく海外の観光客からも人気です。アイスは2種類あり、たっぷりの小豆と砂糖のみを使用した小倉アイスは、濃厚な餡子の味わいが自慢。バニラアイスはさっぱりとした甘さで、飽きの来ない美味しさです。どちらもテイクアウトできるので、谷根千の食べ歩きにピッタリですよ。


◆芋甚(いもじん)
住所:東京都文京区根津2-30-4
電話番号:03-3821-5530
営業時間:11:00~18:40(LO)
定休日:月曜  



情報提供元:旅色プラス
記事名:「~ひんやり和菓子編~大人女子が行くべき東京の老舗<連載Vol.4>