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ポーランドの世界遺産「クラクフ歴史地区」の魅力と見どころ




はじめに


「クラクフ歴史地区」は、かつてポーランドの首都であり、中世は繁栄を極めた都市でもあります。
そんなクラクフ歴史地区には、歴史的建造物などの見どころがたくさんあるんです♪
今回は、クラクフ歴史地区の魅力や見どころをご紹介します!

ポーランドの世界遺産「クラクフ歴史地区」とは?


「クラクフ歴史地区」は、ポーランドの南部の都市で、17世紀にワルシャワへと首都が遷都するまでポーランド王国の首都でした。

しかし、1794年からはオーストリア帝国の領土の一部となり、その後1846年~1918年は、オーストリアのクラクフ大国となっていました。

クラクフ歴史地区は、第二世界大戦中、あまり空襲を受けなかったことから、ポーランド王国の首都の名残を残す歴史的建造物が奇跡的に残っているんです。
そのため、ユネスコの世界遺産へと登録されました。

現在は、ワルシャワとウッチに続いて、ポーランド第三の都市として繁栄しています。

ポーランドの世界遺産「クラクフ歴史地区」の歴史


ポーランド王国領土以前は、西スラブ民族が定住していた場所でした。
その後、モラヴィア王国となりますが、ハンガリー人の侵攻によってボヘミア王国となり、交易都市として栄えます。

そして、1038年にポーランド王国の領土となるも、13世紀のモンゴル帝国の進撃によって破壊されてしまうのです。

しかし、14世紀には最盛期となり、織物取引所や聖マリア教会、コペルニクスが通ったとされるポーランド最古の大学クラクフ大学などが建設されていきました。

16世紀後半より王権の弱体化し、17世紀初頭にクラクフからは首都がワルシャワへと遷都されます。

17世紀からは、ポーランドは戦争ばかりの歴史へ突入。
ついに18世紀後半にはポーランド王国事態が消滅し、クラクフはオーストリア帝国領となります。
第一次世界大戦終了後、再びポーランドは独立を果たしますが、第二次世界大戦にてナチス・ドイツ軍に侵攻によって支配下に置かれ、さらには第二次世界大戦終了後、旧ソ連軍の支配下となりました。

冷戦終了後の1993年に旧ソ連軍がポーランドから全面撤廃し、事実的独立国となり、現在に至ります。

映画『シンドラーのリスト』の舞台となったクラクフ歴史地区


クラクフ歴史地区は、スティーブン・スピルバーグ監督の映画『シンドラーのリスト』の舞台でもあります。

第二次世界大戦中のナチスによるユダヤ人大量虐殺から、1100人以上ものユダヤ人を救ったとされる、ドイツ人実業家オスカー・シンドラーの実話を元に描いた映画です。

そんなシンドラーが実際に経営していたホーロー工場の跡地に、博物館「シンドラーの工場」が建造されています。
1930~1940年代のクラクフ歴史地区の状況がわかる展示となっているので、歴史を知るためにも立ち寄りたいですね。

◆Schindler’s Factory(シンドラーの工場)
住所:ul. Lipowa 4, Krakow 30-702, Poland
電話番号:+48-12-257-10-17
営業時間:
4~10月(月曜)10:00~16:00、(火曜~日曜)10:00~20:00
11~3月(月)10:00~14:00、(火曜~日曜)10:00~18:00
※毎月第1月曜10:00~14:00
※最終入場は、閉館の1時間30分前まで
定休日:無休

Schindler’s Factory(シンドラーの工場)


ポーランドの世界遺産「クラクフ歴史地区」の見どころ


クラクフ歴史地区の見どころである「聖マリア教会」は、13世紀初頭に建造されたゴシック様式の大聖堂です。

彫刻家ファイト=シュトゥースが手掛けたもので、高さが約13mあるヨーロッパ最大級の祭壇画があります。

また、聖マリア教会の塔から1時間おきにラッパが吹き鳴らされます。
特徴的なのが、演奏途中に突然、ラッパの音が途絶すること。
これは、中世からの伝統で、ラッパ吹きがモンゴル軍の進撃の際に、危険を知らせるためにラッパを吹いていたところ、矢で射殺されてしまったという言い伝えからです。

このラッパの時報は“ヘイナウ・マリアッキ”(聖マリアのトランペットコール)と呼ばれており、分かっているだけでも約二千人以上の人々が代々受け継いできたんですよ♪

◆聖マリア教会
住所:Rynek Glowny 5, Krakow, Poland
営業時間:月~土11:30~18:00、日 14:00~18:00

聖マリア教会


(@taracooling)が投稿した写真 -

ポーランドの世界遺産「クラクフ歴史地区」のおすすめグルメ


旅の醍醐味の1つがご当地グルメですよね♪
美味しいポーランド料理『ゴロンカ』が食べられる、クラクフのレストランをご紹介します。

そもそも“ゴロンカ”とは、ポーランドでポピュラーな肉料理。
豚のすね肉をローストして煮込んでいるんです。
パリパリの皮の下に、分厚い脂とお肉が層になっており、マスタードとホースラディッシュをたっぷりとつけて食べます。ビールとの相性が抜群なんですよ♡

そんなゴロンカをリーズナブルなお値段で食べられるのが、Restauracja Starka(レストラン・スターク)です。
活気のあるお店なので、地元の人に交じって絶品ゴロンカをお楽しみください!

◆Restauracja Starka(レストラン・スターク)
住所:ul. Jozefa 14, Krakow 31-056, Poland
電話番号:+48-12-430-65-38
営業時間:日~木12:00~23:00、金~土12:00~23:55

Restauracja Starka(レストラン・スターク)


ポーランドの世界遺産「クラクフ歴史地区」を訪れる際の注意事項


クラクフを訪れる際に注意したい点は、スリや置き引きです。
そのため、ファッションは華美・おしゃれにせず、財布を入れるバッグは斜め掛けやリュックサックにして、前にかけたりしましょう。

また、バスではできるだけ運転手の近くに乗って、ドア付近には立たないことが重要です。
置き引きは、カフェやレストランなどで、足元や背もたれに置いたバッグを取っていかれることがあるので、バッグは手の届くところに置いておくか、身に着けたままが得策です。

そして、1番騙されやすいのが「偽警官」。
警官を名乗り、偽警官たちはお金を騙し取ろうとしたり、パスポートなどの貴重品を盗っていかれることがあるので、ポーランドの警察官の服装をきちんと覚えていくことも必要です。

ときおり、制服を偽装する犯人集団もいるので、怪しいなと思ったら、声をかけられても無視することが1番の対策ですよ!

ポーランドの世界遺産「クラクフ歴史地区」へのアクセス方法


ワルシャワからクラクフまでは、飛行機を利用することをおすすめします。
飛行機の搭乗時間は約30分で、早く移動することができます。
ちなみに、クラクフ空港はヨハネパウロ2世空港やバリツェ空港とも呼ばれているので、空港の名前には気を付けるようにしましょう!

空港からは、電車でクラクフ市内まで移動します。
チケットは、日本と違って有効時間は2時間と短いです!
有効時間内にきちんと電車に上乗車しましょう。

ちなみに、2時間以内であるならば、チケットを往復で利用することも可能なんです。
ここも日本の電車の切符と違う点ですね。

切符を買わずに乗ると罰金を取られますので、必ず乗車前に購入しましょう!

Lena Lさん(@paprika_j)が投稿した写真 -

ポーランドの世界遺産「クラクフ歴史地区」と併せて訪れたいスポット


クラクフ歴史地区に訪れるのであれば、ポーランドの移動拠点であるワルシャワも併せて訪れてみませんか?

ワルシャワも世界遺産に登録されており、その美しく素朴な街並みは旅人の心を癒してくれます。
そんなワルシャワでのおすすめの観光スポットは、「聖十字教会」です。
ここはショパンにまつわる教会なんです。

パリで命を落としたショパンですが、彼の心臓だけが祖国であるポーランドに戻ってきました。
そのショパンの心臓が葬られているのがこの聖十字教会なのです。
ぜひ、ショパンが眠る教会へと訪れてみませんか?

◆Kościół pw. Św. Krzyża(聖十字協会)
住所:Krakowskie Przedmieście 3, 00-047 Warszawa
営業時間:10:00~16:00(日曜日のみ14:00~)





Kościół pw. Św. Krzyża(聖十字協会)



おわりに


ポーランドの世界遺産「クラクフ歴史地区」は、中世の街並みの残る美しい街です。
古き良きポーランドのことが分かり、戦争の悲惨さも、歴史的深みも教えてくれるんです。
次の海外旅行はクラクフ旅行へと出かけてみませんか?
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